パワーポイント資料にルビ(ふりがな)を付ける機能ってあるの?3つの方法を紹介!

プレゼンテーション資料を作成していると、

「読みにくい漢字や固有名詞にルビを付けるにはどうすればいいの?」
「そもそもパワーポイントにルビを付ける機能ってあるの?」

このような疑問を持つ方もいるかもしれません。そこで今回は、パワーポイントを使って資料にルビを付ける方法を詳しく解説します。ルビを付けてパワーポイント資料の読みやすさを向上させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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公開日 2021年1月22日 最終更新日 2021年12月2日

パワーポイントにふりがな(ルビ)を付ける機能はない
パワーポイントでふりがな(ルビ)を付ける3つの方法
パワーポイントでルビやふりがなを付けた方が良いケース

パワーポイントにふりがな(ルビ)を付ける機能はない

ルビとは、文字列の上に表示するふりがなのことです。ルビを付けることで、固有名詞や専門用語など、読み方が難しい文字列が読みやすくなります。

たとえば、

  • ・読み手にとって馴染みが無いと思われる漢字が出てくる資料
  • ・一般的ではない専門用語が出てくる資料
  • ・子ども向けの資料

このような資料にはルビを活用することで、判読性が向上します。

Microsoft社のOffice製品のうち、エクセルやワードにはルビを付ける機能が標準搭載されています。しかし、残念ながらパワーポイントにはルビを付ける機能が備わっていません。ただし、代替策はあります。

これから解説する3つの代替策を使えば、パワーポイント上でルビを付けることができます。

パワーポイントでふりがな(ルビ)を付ける3つの方法

Word Document形式のオブジェクトを使う
テキストボックスを使う
カッコを使う

Word Document形式のオブジェクトを使う

1つ目の方法は、Word Document形式のオブジェクトを使ってにルビを付ける方法です。

この方法では、パワーポイントに入力済みの文字列に対してルビを付けるのではなく、パワーポイント上に埋め込んだWord Document上に、文字列とルビの両方を一度に入力します。

Word Document形式のオブジェクトを使う方法は、この記事で紹介している3つの方法の中ではもっとも手間がかかる方法です。しかし、プレゼンテーション資料全体で統一感のあるルビを付けることができます。そのため、子ども向けの資料など、ルビを付ける箇所が多い場合におすすめしたい方法です。

オブジェクトを挿入

パワーポイントのスライド上にWord Document形式のオブジェクトを挿入します。

パワーポイント ルビ1

パワーポイントの標準画面を開き、「挿入」タブから、テキストグループ内の「オブジェクト」をクリックします。

パワーポイント ルビ2

「オブジェクトの挿入」というダイアログボックスが表示されるので、ダイアログボックス上で、「新規作成」→「Microsoft Word Document」→「OK」の順にクリックします。

パワーポイント ルビ3

画像のようにワードの編集画面に切り替わります。太線で囲われた箇所がワード形式のオブジェクトとして挿入されます。

文字列を入力する

Word Document形式のオブジェクトにルビを付けたい文字列を入力していきます。

通常のオブジェクトの編集と同じ要領で、Word Document形式のオブジェクトをクリックで選択し、オブジェクトの中にルビを付けたい文を入力していきましょう。

パワーポイント ルビ4

今回は「資料作成」という文字列にルビを付けます。
フォントの種類やフォントサイズもこのワード編集画面で変更可能です。フォントの種類はメイリオ、サイズは72ptを選択しました。

ルビを付ける

入力した文字列に、ルビを付けます。

パワーポイント ルビ5

ルビを付けたい文字列を選択し、「ホーム」タブの「フォント」グループにある「ルビ」をクリックします。

パワーポイント ルビ6

「ルビ」というダイアログボックスが表示されるので、表示されているルビが正しいか確認し、必要に応じて修正します。

ダイアログボックス内のオプションを使って、このような調整も可能です。

・フォントサイズの変更
・フォントの種類の変更
・ルビの配置の変更

ルビの大きさが、36ptだと少し大きすぎると感じたので、24ptに変更してOKをクリックしました。 

パワーポイント ルビ7

ルビの表示が完了しました。編集画面に戻り、ルビのサイズやフォントの種類を変更したくなった場合には、再度文字列を選択して、「ルビ」をクリックすれば編集することができます。

パワーポイントに反映させる

Word Document形式で作ったオブジェクトをパワーポイントに反映させます。

パワーポイント ルビ8

太線の枠内がワード形式のオブジェクトとして扱われるため、黒丸のハンドルをドラッグして、枠のサイズを調整します。

パワーポイント ルビ9

太線の枠外をクリックをすれば、パワーポイント上にルビ付きの文章が反映されます。再度編集したい場合には、枠内をダブルクリックすればワードの編集画面に移ることができます。

テキストボックスを使う

2つ目は、テキストボックスを使う方法です。文字列を入力したテキストボックスとは別に、ルビ用のテキストボックスを作り、文字列の上に配置するというシンプルな方法です。

パワーポイント ルビ10

まず、パワーポイントの標準画面を開き、「挿入」タブからテキストボックスを2つ挿入します。1つ目のテキストボックスにはルビを付けたい文字列を、2つ目のテキストボックスにはルビを入力します。

パワーポイント ルビ11

文字列が入ったテキストボックスの上にルビのテキストボックスを配置し、位置関係やフォントの大きさなどを調整します。ここでは「資料作成」は72pt、ルビは24ptで作成しました。さらに、ルビのプレースホルダーをクリックし横幅を調整することによって、ルビの字間調整(カーニング)をおこなうことができます。

一つのテキストボックス内で改行することによる、ルビと文章を同一のテキストボックス内にまとめることも可能です。
ここでは、「伝わりやすい資料作成」という文字列の資料作成の部分にルビを付けます。

パワーポイント ルビ12

同じテキストボックス内で、1行改行してルビを入力します。上の例では、「伝わりやすい資料作成」は54pt、ルビは24ptで作成しています。

パワーポイント ルビ13

同じテキストボックス内でルビの位置を調製するにはルーラーを使用します。ルーラーを表示するには「表示」タブ「表示」グループ内の「ルーラー」にチェックを入れるか、スライド上を右クリックして、「ルーラー」を選択します。

パワーポイント ルビ14

ルーラーが表示されたら、ルビの一番最初にカーソルを合わせて、画像の青枠で囲った▽のポインターをドラッグしていきます。

パワーポイント ルビ15

ドラッグ中は目印となる点線が表示されるので、これを参考に位置を調整してください。

パワーポイント ルビ16

同一テキストボックス内でのルビの挿入が完了しました。

テキストボックスを使う方法は工程がシンプルな反面、ルビが文字列の上に綺麗に乗るようにサイズや字間を調整する必要があります。ルビを付ける箇所が多いと非常に手間がかかってしまいますし、元の文字列を修正する場合はその都度ルビの位置をも修正する必要があります。

以上を踏まえると、テキストボックスを使う方法は資料全体でルビを付ける箇所が少ない場合に適した方法です。ルビを付ける箇所が多い場合には、先述のWord Document形式のオブジェクトを使用しましょう。

カッコを使う

3つ目に紹介する方法は、最もシンプルな方法です。

「林檎(りんご)」のように文字列の後ろにカッコでふりがなを表示することで、ルビの機能を果たせます。

カッコを使う方法は厳密に言うとルビではありませんが、先述の2種類の方法と比較すると、もっとも作業の手間が少なく、パワーポイントの操作に慣れていない人でも簡単にできる方法です。

とはいえ、テキストの量が多くなるデメリットもあるので、ルビが多い場合や編集する時間が確保できる場合はできれば、先述の2つの方法のいずれかで対応するのが良いでしょう。

パワーポイントでルビやふりがなを付けた方が良いケース

ルビとふりがなの違い

パワーポイントで資料を作成する際に、どのようなときにルビやふりがなをつければ良いのでしょうか。それぞれを紹介します。

ルビは筆者特有の読みをするときに付ける
ふりがなは読むのが難しい漢字に付ける

ルビは筆者特有の読みをするときに付ける

漢字に対して、筆者特有の読み方がある場合にはルビを付けることが多いです。

例えば、以下のようなケースではルビを付与する形になります。

  • ・「聖典」で「バイブル」と読ませたい場合
  • ・「携帯電話」と書いて「スマートフォン」と読ませたい場合

ふりがなは読むのが難しい漢字に付ける

一方、ふりがなは読むのが難しいものに対して付与します。ルビは独自の読み方であるのに対して、ふりがなは読み方自体は存在するものの、間違った読みをされるおそれのある場合に付けます。

使用する漢字が常用漢字でない場合や難読漢字、読み方が複数ある漢字の場合は、漢字の読み方を正確に示すためにふりがなを付けておくほうが親切です。

例えば、以下のようなケースでは付与したほうが良いでしょう。

  • ・「薔薇」→ばら(常用漢字ではない)
  • ・「辛い」→つらい or からい(読み方で意味が変わる)

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