【保存版】Keynoteのプレゼンに、便利機能7選!iPhoneを使う方法も紹介

Share:

  • facebook
  • twitter
  • line
キーノートでのプレゼンテーション方法

Keynoteには知らないと損というくらいプレゼンをしやすくする便利機能が満載です。本記事ではiPhoneをリモコンとして使う方法も紹介しますので、ぜひKeynoteを使いこなして効果的なプレゼンテーションをしましょう。

今すぐ使える!プロの資料作成術「決算説明会資料作成ガイド」無料配布中

プレゼンテーション前の準備

ここでは、プレゼンテーションの準備段階に使える機能を紹介します。メモや時間管理用のタイマーを表示する方法などを、キーノート10.1を使って解説します。

便利機能①発表者ノートを使ってメモを用意する

発表者ノート」とは、発表者しか見ることのできないノートのことです。この機能を活用すれば、聞き手が目にするスライドとは別に、発表者は自分専用のメモを見ながらプレゼンテーションを進めることができます。

キーノート プレゼン iPhone 1

発表者ノートを使うためにはまず、スライドの編集画面を開きます。次に、メニューバー(キーノートの最上部にあるバー)から「表示」「発表者ノートを表示」の順にクリックします。

キーノート プレゼン iPhone 2

スライドの下に発表者ノートが表示されました。

キーノート プレゼン iPhone 3

発表者ノートを追加・編集するためには、ノートの場所にカーソルを合わせてクリックします。これにより、テキストの入力が可能になります。あとは、プレゼンテーションで話すポイントなどをノートに入力していきましょう。

便利機能②発表者ディスプレイをカスタマイズする

発表者ディスプレイ」とは、プレゼンテーション中に発表者のデバイスだけに表示することができる画面です。発表者ディスプレイをカスタマイズすることで、プレゼンテーション中に自分のデバイスだけに発表者ノートや経過時間、前後のスライドなどを表示することができ、時間配分などを管理しやすくなります。

発表者ディスプレイを有効化する方法

デフォルトの設定では発表者ディスプレイは無効になっています。

キーノート プレゼン iPhone 4

有効化するためにはまず、メニューバーの「Keynote」から「環境設定」をクリックします。

キーノート プレゼン iPhone 5

ポップアップウィンドウが立ち上がるので、その中にある「スライドショー」タブから「発表者ディスプレイを有効にする」にチェックを入れます。

Mac以外に外付けディスプレイ(プロジェクターなど)を使用する場合は、ツールバーの「再生」をクリックすれば、外付けディスプレイにはスライドのみが表示され、Macには発表者ディスプレイが自動的に表示されます。

発表者ディスプレイの設定

キーノート プレゼン iPhone 6

発表者ディスプレイの設定は、メニューバーの「再生」タブにある「発表者ディスプレイのカスタマイズ」から行います。「発表者ディスプレイのカスタマイズ」では、表示する項目を変更したり、各項目をドラッグ&ドロップで見やすい位置に移動させることができます。

キーノート プレゼン iPhone 7

発表者ディスプレイに設定できる項目は、次の通りです。

・現在のスライド:
発表中のスライドのプレビューを表示します。

・次のスライド:
発表中のスライドの次のスライドのプレビューを表示します。

・スライド進行インジケータ:
任意のスライドにビルド(アニメーション)を入れた場合に、動作中かどうかを上のバーで表示します。インジケータを表示すると、ビルド中はメニューバーが赤に変わり、ビルドが終わると緑に変わります。

キーノート プレゼン iPhone 8

・発表者ノート:
入力しておいた発表者ノートを表示します。

・時計:
現在の時刻を表示します。

・タイマー:
プレゼンテーションが次のスライドに進んでから経過した時間、あるいは残り時間を表示します。「経過時間」は、スライドショーの再生を開始してから経過した時間を示します。「残り時間」は、プレゼンテーションに残された時間を示します。残り時間を表示する場合には、「発表者ディスプレイのカスタマイズ」の「残り時間」という項目の右側に用意されているボックスに制限時間を設定する必要があります。

発表者ディスプレイの設定後、発表中の操作画面を確認したい場合には、ツールバーの「再生」にある「スライドショーをリハーサル」をクリックすることで、発表中の操作画面をプレビューすることができます。

プレゼンテーション中の操作方法

ここからは、プレゼンテーション中の基本操作と便利な機能について解説します。

便利機能プレゼンテーションを開始する

キーノート プレゼン iPhone 9

ツールバーの「再生(▶)」もしくは、メニューバーから「再生」「スライドショーを再生」の順にクリックすることで、プレゼンテーションが開始します。

先述の通り、外部ディスプレイに接続した状態でプレゼンテーションを開始すると、Macの画面に自動的に発表者ディスプレイが表示されます。

便利機能カーソル・マウスでスライドを送る

スライドショーモード中に次のスライドに進むには、「Enter」「クリック」「→」「↓」のいずれかを使います。前のスライドに戻すには、「←」か「↑」のいずれかを使います。

時間の都合などでビルド(アニメーション)を動かさずに次のスライドに進みたい場合には、「Shift+↓」、前のスライドに戻るには「Shift+↑」を使います。

便利機能ショートカットキーを使ってスムーズに操作する

マウスを使ったカーソル操作の代わりにショートカットキーを使うことで、よりスムーズなプレゼンテーションが行えます。

発表者ディスプレイを表示した状態で「?」キーを押すと、ショートカットキーの一覧が表示されます。参考として、以下にプレゼンテーションでよく使うショートカットキーを挙げます。

・ブラックアウト(何も書いていない黒い画面の表示・非表示):B
・ホワイトアウト(何も書いていない白い画面の表示・非表示):W
・ポインタの表示・非表示:C
・スライド番号の表示・非表示:S
・タイマーのリセット:R
・プレゼンテーションを終了する:Qまたはesc
・直前に使用したアプリケーションに切り替えるH

便利機能iPhoneをリモコンとして使う

Macとその他のApple社のモバイル端末(iPhone、iPad、iPod touchなど)を連携させることで、キーノートの遠隔操作が可能です。プレゼンテーションで自由に動きながら話すことができるようになるため、表現がより豊かになります。

この機能を使用するためにはまず、キーノートのアプリをモバイル端末へインストールし、Wi-FiまたはBluetoothをオンにします。その上で、次の5つのステップで設定を行います。以下、iPhoneを例に説明します。
まず、リモコンとして使用したいデバイスでキーノートアプリを開きます。

キーノート プレゼン iPhone 10

「プレゼンテーションマネージャ」で、右上のアイコンをタップします。

キーノート プレゼン iPhone 11

「キーノート Remote」「続ける」の順にタップします。

キーノート プレゼン iPhone 12

これによりデバイスに「Remoteを設定」画面が表示され、ネットワークに接続されます。

キーノート プレゼン iPhone 13

次に、Macでキーノートを開き、画面上部のメニューバーにある「キーノート」から「環境設定」を開きます。

キーノート プレゼン iPhone 14

環境設定ウインドウの上部にある「Remote」で「有効にする」にチェックを入れると、ペアリング可能なデバイスが表示されるので、使用したいデバイスの横に表示されている「リンク」をクリックします。

キーノート プレゼン iPhone 15
キーノート プレゼン iPhone 16

Macとリモコン用のiPhoneそれぞれに4桁のコードが表示されます。4桁のコードが一致していることを確認し、「確認」をクリックまたはタップすればペアリングは完了です。

Mac上のキーノートとiPhoneをペアリングすることで、iPhone上のキーノートアプリから次の操作ができるようになります。

スワイプでスライド操作:

キーノート プレゼン iPhone 17

次のスライドに進む場合、スライドを左にスワイプするか、スライドそのものをタップすることで可能です。前のスライドに戻る場合には、スライドを右にスワイプします。

キーノート プレゼン iPhone 18

特定のスライドに移動したい場合には、左上隅にあるスライド番号(画像なら1/2)をタップしてから、表示したいスライドをタップします。

プレゼンテーションの再生を停止する場合は、右上の✕アイコンをタップします。

発表者ノートなどを表示:

キーノート プレゼン iPhone 19

iPhoneに発表者ノートを表示する場合は、青枠で囲まれたアイコンをタップします。

キーノート プレゼン iPhone 20

「レイアウトオプション」が表示されるので、「現在とノート」「次とノート」など好みのレイアウトを選択します。

ポインターの操作やペンツールで描画:

iPhoneに表示されたスライド上でポインターを操作したり、指やタッチペンでスライドに直接描画することも可能です。

キーノート プレゼン iPhone 21

描画をするためには、画面上方に表示されるペンアイコン(青枠)をタップします。

キーノート プレゼン iPhone 22

画面下部にポインターやペンが表示されます。

便利機能⑦オンラインでプレゼンテーションする

テレワークが普及してきている昨今、オンラインでプレゼンテーションをする機会も増えてきています。そこで便利な機能が、「Keynote Live」です。Keynote Liveを使えば、別サービスのアカウントを作成することなく、オンラインでプレゼンテーションを行うことができます。

Keynote Liveを使うためには、まず画面最上部にあるメニューバーの「共有」から「Keynote Liveを使用…」をクリックします。すると、「スライドショーの準備ができました」と書かれたポップアップウィンドウが立ち上がります。

次に、「閲覧者に参加を依頼」をクリックし、「メール」「メッセージ」「AirDrop」「URL共有」のいずれかで他の人に参加依頼を送信します。同じWi-Fiネットワークに接続している近くの人に参加を依頼する場合は、「AirDrop」 を使うと簡単です。

Keynote Liveを使う際の留意点としては、作成者はプレゼンテーションをiCloudに保存する必要がある(iCloudアカウントが必要)という点です。閲覧者がiCloudアカウントを保有していなくても問題ありません。Zoomなどのオンライン会議システムでは、作成者と閲覧者の双方がアカウントを持つ必要がありますが、Keynote Liveでは閲覧者側には不要です。
また、Keynote Liveで共有されたプレゼンテーションは、MacOSはもちろん、Windowsからも閲覧できます。

【関連記事】
【図解・保存版】Keynoteの基本的な使い方!編集方法からPDFやパワポへの書き出し方法までまとめて解説
Keynoteできれいな縦書きスライドを作る方法を解説!テキスト・スライドどちらも縦向きにできる?
WindowsでKeynoteを使う4つの方法!注意点と特徴をおさえて魅力的なプレゼンを


資料作成代行サービスを提供するストリームラインが、自社のノウハウである資料作成術やパワーポイントの操作テクニックをご紹介します。

Share:

  • facebook
  • twitter
  • line

\資料作成のプロに相談してみませんか?/

資料作成をより効率化したい、資料の内容がマンネリ化している、デザインが洗練されていない、考えを上手く図解化できない、プロのアドバイスが欲しい、などのお悩みはありませんか?

パワーポイント資料作成の専門家がアドバイスします。すぐに使える資料作成のポイントや優良事例もご紹介ができます。ご相談は無料のため、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

企画構成からデザインまで、パワーポイント資料をスピード納品

<<ご相談はこちら>>