成果を出す採用説明会資料の作り方|社員の声・案件事例【準備編③】

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成果を出す採用説明会資料の作り方【準備編③】
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今回は、成果を出す採用説明会資料の作り方【準備編③】のご紹介です。

成果を出す採用説明会資料の作り方シリーズでは、学生や求職者から「ぜひ入社したい!」と思われる資料とはどのようなものか?を考察し、実際に作るにあたって押さえておくべきポイントを解説します。
このシリーズ記事を読んでほしい方は下記のような皆様です。

・人事担当になり、社内で作られている採用説明会資料を見たが、あまりかっこよくない・・・・
・見よう見まねで採用説明会資料を作っているが、今の学生にとってどのような内容が受けるのかわからない・・・
・個々の社員がばらばらに会社説明資料を作っていたため統一感がない・・・
・採用説明会に来た優秀な人材の内定につながらない・・・
・採用説明会や面談の場で求職者から会社に対する質問が出てこず、興味を持ってもらえているかわからない・・・

1つでも当てはまった方は、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

1.前回記事の内容

前回の採用説明会資料に盛り込むべき5要素【準備編②】では、学生や求職者に対して採用説明会資料の中で回答すべき質問を紹介いたしました。

論理の欲求を満たす質問

1.どんな業界なのか?
2.どんな価値を提供する会社なのか?
3.業界の中でのポジショニングは?
4.入社すればどのような生活基盤やスキルが獲得されるのか?
5.入社の方法はどのようなものか?

感情の欲求を満たす質問

1.会社が大切にしている価値観は何か?
2.社員が大切にしている価値観は何か?
3.社員は顧客の状況にどのような変化を与えているか?
4.社長や役員、管理職、社員はそれぞれどんな人物か?
5.今後どのような会社を目指していくのか?

本記事では、これらの質問への効果的な回答方法について紹介したいと思います。

まず大前提として、人は利害関係のあるコミュニケーション相手の主張を受け入れづらいという特性があります。

例えばテレビショッピングで空気清浄機が紹介されているとします。メーカー担当者や、テレビショッピングの出演タレントがストレートに「すごい!最高の商品!」と言ってもあまり説得力がないですよね。

「本当かな?」
「メーカーからお金をもらっているから言っているだけでは?」

と思ってしまうのが人間の普通の心理だと思います。

そうではなく、「空気清浄機が純粋に好きで、年間10台以上試している空気清浄機マニア」のような属性の人が各商品の特長を中立的な立場で語った上で、
「その中でもこれが一番いい商品です」
と言ったらどうでしょうか。

「こんなに空気清浄機について精通している人が言うならそうなのかも・・・」

と説得力が増しますよね。

会社説明もそれに通ずる部分があると思います。
人事担当者や役員がストレートに「最高の会社です」「成長性があります」というよりも、利害関係の薄い人からのメッセージの方が学生や求職者に刺さる可能性が高いと考えます。
テレビショッピングの例と同じで、「入社させたいから言っているだけ」と判断されてしまう可能性があるからです。

それでは、どんな人からのメッセージなら効果的に会社の良さを伝えられるのでしょうか。
3つの例を紹介します。

2.新卒入社で活躍している社員の話

新卒で入社した社員は、何百、何十という選択肢の中からこの会社を選んで入社した人です。
すでに習得したスキルや業界知識による制限はなく、ありとあらゆる業界が対象になりうるまっさらな状態から、数々の意思決定をして現職にたどり着いた人です。
そのため、「なぜこの会社を選んだか?」「入社前と入社後のギャップは?」などの質問の回答者として最も適する人物なのではないでしょうか。

そんな彼から、
「○○の点でギャップはあったけど、それは自分の仕事にポジティブに働いていて、△△という一面もあった。」
と実体験をもとに説明されたとしたら、あなたの会社の弱みも強みに変わりますね。(もちろん、嘘偽りなく実体験をもとに話すということがポイントです。)

3.中途入社で活躍している社員の話

中途入社をした社員は、過去に違う会社で経験を積んだ上でこの会社を選び、現在も働いてるという貴重な人物です。
他の会社の文化や仕事の内容を知った上で現職にいるため、明確な比較の軸があります。
単に「良い」「悪い」という話をするのではなく、ある比較軸から見たときの評価を客観的に下してくれる人なのです。
また、「前職で○○という経験をした人が、現在この会社を△△という点で評価している」といったように、前職での経験や実績という情報が乗ることによる、説得性の強化も期待できます。

4.顧客のエピソードやメッセージ

これは一番準備が難しいコンテンツですが、「1to1のコミュニケーションに価値を感じる人」「自分の介在価値の大小に重きを置いている人」といった特定の価値観の人には非常に刺さるコンテンツだと思われます。

企業が顧客や社会に対してどのような影響を与えているか、というのは定量的にはわかるものの、本質的にどのような意味を持つのか、ということはわかりにくいこともありますよね。

「○○さんのおかげで売上が上がり、本当に良かった。○○さんの担当業務以外のことも相談に親身になってくれて、いまでは良き経営パートナーだと考えている。」
「○○さんの分析はいつも的確で、店舗の運営の在り方をいつも考えさせられる。うちの売上構造や課題を一番理解してくれている」

上記は「営業担当とクライアント」という関係性の中で発された言葉の一例です。
ものを売るだけの人ではなく、経営パートナーとしての価値を与えていることがわかりますよね。
このような自分の介在価値を直に感じられる体験に対して好感を持つ学生や求職者は多いはずです。

続きは、成果を出す採用説明会資料【作成編①】です。採用説明会資料に盛り込むべきコンテンツがわかったところで、次は実際の資料作成に進んでいきます。

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