成果を出す採用説明会資料の作り方【作成編①】

今回は、成果を出す採用説明会資料の作り方【作成編①】のご紹介です。

成果を出す採用説明会資料の作り方シリーズでは、学生や求職者から「ぜひ入社したい!」と思われる資料とはどのようなものか?を考察し、実際に作るにあたって押さえておくべきポイントを解説します。
このシリーズ記事を読んでほしい方は下記のような皆様です。

・人事担当になり、社内で作られている採用説明会資料を見たが、あまりかっこよくない・・・・
・見よう見まねで採用説明会資料を作っているが、今の学生にとってどのような内容が受けるのかわからない・・・
・個々の社員がばらばらに会社説明資料を作っていたため統一感がない・・・
・採用説明会に来た優秀な人材の内定につながらない・・・
・採用説明会や面談の場で求職者から会社に対する質問が出てこず、興味を持ってもらえているかわからない・・・

1つでも当てはまった方は、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

前回の成果を出す採用説明会資料の作り方【準備編③】では、採用説明会資料の中に盛り込むべきコンテンツを紹介いたしました。
本記事では、実際の構成作りにおいて重要な読み手のニーズ想定のステップを紹介したいと思います。

構成作りで重要なことは読み手のニーズを押さえることです。
成果を出す営業資料の作り方【作成編①】では、読み手であるクライアントの特徴を言語化し、読み手の状況やニーズを想定してから構成作りに入りました。
読み手の読みたくない情報を与えてしまうことで興味を失われる、印象を悪くすることを避けるためです。

営業資料の場合の事前想定項目は、

1.年齢
2.立場・役職
3.性格・価値観
4.知識レベル
5.関心・意見の一致レベル
6.資料を読む目的

でした。

では、採用説明会資料の場合はいかがでしょうか。

採用では、営業シーンと少し異なり「動機付け」の要素が強くなります。
営業シーンでは、商品やサービスの魅力は「10万円払ってシステムを利用できる」「100万円払って専門家のコンサルティングを受けられる」などのように、どの顧客にとっても価値が一義的であることがほとんどです。

一方で採用シーンでは求職者の捉え方や価値観によって企業の価値は異なります。
同じ会社でも、

「業界の第一線で活躍する人からビジネスを学べる」
「自分のライフスタイルに合わせて働ける」
「IT分野に特化した営業スキルを身に着けられる」
「働きながら社会に貢献できる」

など、求職者が感じている価値はそれぞれです。
そのため、求職者の状況や価値観、理想とするライフスタイルなどに合わせてメッセージングし、求職者をその気にさせる(=動機付け)することがより重要になってきます。
それらを踏まえ、採用説明会資料において想定すべき項目を洗い出してみると、下記のような感じではないでしょうか。

1.現職での立場・役職
2.業界や職種に関する知識レベル
3.性格・価値観
4.今後のキャリアプラン
5.理想とするライフスタイル

では、仮にある会社が営業職の人材を採用したいと仮定して項目を読み手の状況やニーズを想定してみましょう。(あくまで架空の設定です。実際の人物や企業とはまったく関係がありません。)

1.現職での立場・役職
→営業職で20代若手プレイヤーとして、成果を上げている。

現職で担当している業務について一通り学び終わっている。このままマネージャーを目指すか、プレイヤーとして経験を積むか、異業種、異職種に飛び込んで自分のスキルの幅を広げるか迷っている。
異業種に飛び込んだ場合にどのようなキャリアプランがありうるのか情報収集し、検討したい。

2.業界や職種に関する知識レベル
→業界についての知識はある程度あるが、深い知識はまだない状態。

営業職は経験しているのである程度わかるが、業界や商材が異なるため、日々の仕事内容や身に着くスキルの違いを知りたい。

3.性格・価値観
→感情や情緒的な思考のくせがある一方で、現職での営業権健の中でロジカルに物事を考えるスキルを身に着けた。

仕事に対して「自分の介在価値がどれだけあるのか」「社会に対してよい影響を与えられるか」ということを重要視しており、条件がどれだけよくでもやりがいのない仕事はしたくないと考えている。

4.今後のキャリアプラン
→まだ迷っているが、30代前半までにもう1つの分野で専門性を磨きたいと思っている。

どの業界・職種かは未定。
どちらかというと川下り型のキャリアを積むタイプで、その先のことはあまり考えていない。

5.理想とするライフスタイル
→30代前半で家庭を持ちたいと思っている。

30代半ば~後半は育児にも時間を費やしたいため、20代のうちに営業スキルに加え、何らかの専門性を持ったスキルを身に着けたいと思っている。

採用担当者の皆様や、登壇される社員の皆様はこれらの項目をどれぐらい想定できているでしょうか?
これらを想定せずに採用説明会を行った場合、プレゼンターによって主張にずれがあったり、ニーズを捉え切れていない発言をしてしまったりすることが考えられます。
上記の例に挙げた20代男性ターゲットに対して仕事内容を説明する際に、

”お客様からの「ありがとう」をいただくために、毎日のタスクを丁寧かつ効率的にこなせるようにしています。”
”時には遅くまでやることもありますが、営業としての基本スキルはもちろん、この業界でしか学べないことが学べます。”

という説明をしたとします。
果たしてこのターゲットの方に刺さるでしょうか。

このように、大括りで抽象的な説明をしてしまうと、受け取り手の解釈次第では

「タスク処理に追われているのかな」
「忙しくて会社中心の社員が多そうだな」
「現状身に着けている営業スキルと同じようなことしか学べなさそうだな」

などと捉えられてしまう可能性があります。

同じ仕事内容の説明でも、身に着くスキル、やりがい、大変だと感じていること、1日の過ごし方などの項目に分けた上で、

・身に着くスキル
→”単なる顧客折衝のスキルだけではなく、○○業界の構造を理解した上で、クライアントも気づいていない課題を発見し、解決するスキルが身に着きます”

・やりがい
→”公共性の高い事業であるため、自社、顧客、ユーザーという視点以外にも「社会」という視点を持って業務を行います、その分、やりがいや責任の大きい仕事です。”

・大変だと感じていること
→”商談相手は主に中小企業の経営層や大企業の部長レイヤーです。そのため、どれだけクライアントの売上に貢献できるか、ということを経営的視点で学ぶ日々です”

1日の過ごし方
→”案件が重なっているときは20時ごろまで勤務することもありますが、たいていは18時頃に退社しています”

などと説明された方が、わかりやすいですし、ニーズに合っていますよね。

このように、ターゲットが希望するキャリアプランやライフスタイルが叶えられるかどうか具体的に想像できるような構成にしましょう。

特に、当日たまたま呼ばれてきた中途入社の社員・新卒入社の社員の方が、採用担当者の意図を把握せずに好き勝手しゃべってしまった、その結果採用ターゲットに刺さる話ができなかった、ということは多々発生します。
資料の構成やその意図を事前に採用担当者の皆さまですり合わせ、当日登壇されるメンバー全員に共有しておきましょう。

続きは、成果を出す採用説明会資料の作り方【作成編②】です。読み手のニーズが想定できたら、次は資料のページネーション策定に進んでいきます。

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