企画書をワードで作成しよう!書き方や無料テンプレート・作り方のコツも紹介
ワードで企画書を作成する機会に遭遇したことある方は、多いのではないでしょうか。企画書は、アイデアを関係者に効果的に伝えるための重要なツールです。
本記事では、ワードを活用した企画書作成のコツをご紹介します。すぐに使えるフォーマットや視覚的要素の効果的な使い方など、実践的なテクニックについて紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
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目次
・Microsoft Wordで企画書を作成する2つのメリット・そのまま使える!Word(ワード)用企画書の無料テンプレート3選・Word(ワード)で1枚企画書を作成するための基本構成5要素・読み手に伝わる企画書を仕上げる実践的な3つのコツ・Word(ワード)特有の機能を活用した見やすいデザインテクニック・Word(ワード)での企画書作成に関するよくある質問・まとめ:Word(ワード)を活用して説得力のある企画書を作成する
Microsoft Wordで企画書を作成する2つのメリット
「企画書=PowerPoint」と思い込んでいる人は多いですが、ロジカルに説得したい場面において、Word(文書作成ソフト)は圧倒的な威力を発揮します。
1. A4・1枚企画書(ワンシート)が作成しやすい
Wordの最大のメリットが、1枚にすべての内容を記載する「1枚企画書」を作りやすい点です。
決済者は基本多忙です。縦A4サイズの1枚に「背景・目的・概要・予算」が整理された企画書なら、全体像を数秒で把握でき、読み飛ばされるリスクも低くなります。
活用のコツ
箇条書きや太字を使い、拾い読みするだけで企画の骨子が伝わるレイアウトを組みましょう。
必要最低限の図表(グラフなど)を挿入すれば、説得力がさらに増します。
2. 文章量が多い企画書でも読みやすい
詳細な予算の根拠や緻密なリスク対策など、文章で論理的に説明しなければならない企画の場合、Wordの方がオススメです。
PowerPointの弱み
パワーポイントの資料は基本「プレゼン用」に作られるため、1スライドに大量の文字を詰め込むと非常に読みづらくなります。
Wordの強み
文章作成に特化しているため、長文でも読み手はストレスなく理解を進められます。
また、見出し機能を正しく設定することで「目次を見るだけで企画のストーリーが理解できる」という資料を作ることができます。
そのまま使える!Word(ワード)用企画書の無料テンプレート3選
ここでは、ワードで作成できる3種類の企画書テンプレートを紹介します。
- イベント企画書
- セミナー企画書
- 新規事業の企画書
ここで紹介するテンプレートは、あくまで一例なので、必要な部分を抜き出して使ってください。
1. イベントの企画書
イベント企画書には、以下の項目を含めると良いでしょう。
イベント企画書
イベント概要
・イベント名:
・開催日時:
・場所:
・規模:
背景と目的
・市場動向:
・競合イベント:
・顧客ニーズ:
ターゲットと目標
・ターゲット層:
・参加者数目標:
イベントコンセプトと特徴
| プログラム内 | 時間 | 内容 |
| ○○ | ||
| ×× |
集客戦略
・広告:
・PR:
・SNS:
運営体制
収支計画
・収入:
・支出:
・収支:
リスク管理
成功指標
なお、イベントの企画書については、こちらの記事も参考にしてみてください。
2. セミナーの企画書
セミナー企画書のテンプレートは、以下のとおりです。
セミナー企画書
セミナー概要
・タイトル:
・開催日時:
・場所:
・定員:
背景と目的
・業界トレンド:
・競合セミナー:
・顧客ニーズ:
ターゲットと目標
・ターゲット層:
・参加者数目標:
テーマと内容概要
・氏名:
・専門分野:
・依頼状況:
講師情報
プログラム構成
| 時間 | 内容 |
| ○○ |
集客方法
・ダイレクトメール
・Web広告
・既存顧客への案内
・その他:
運営体制
| 役割 | 担当者 |
| ○○ |
必要機材・資料
予算内訳
| 項目 | 金額 |
| 会場費 | |
| 講師への謝礼 | |
| 広告費 | |
| その他 | |
| 合計 |
フォローアップ計画
・アンケート実施
・資料送付
・その他:
期待される成果
・知名度向上
・リード獲得
・その他:
3. 新規事業の企画書
新規事業の企画書には、以下の項目を含めることをおすすめします。
新規事業企画書
事業概要
・事業名:
・コンセプト:
・提供価値:
市場分析
・市場規模:
・成長率:
・主要競合:
ターゲット顧客
・定義:
・主要ニーズ:
商品・サービス詳細
・特徴:
・価格設定:
SWOT分析
・強み:
・弱み:
・機会:
・脅威:
収益モデルと売上予測
・収益源:
・年間売上目標:
必要経営資源
・人材:
・設備:
・技術:
実施スケジュール
・準備期間:
・ローンチ:
・拡大期:
資金計画
・初期投資:
・運転資金:
・資金調達方法:
損益計画(3年)
| 項目 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
| 売上 | |||
| 費用 | |||
| 利益 |
主要リスクと対策
| リスク | 対策 |
| ○○ |
成功指標
・売上目標:
・市場シェア:
・顧客獲得数:
既存事業とのシナジー効果
・出口戦略
・拡大基準:
・撤退基準:
Word(ワード)で1枚企画書を作成するための基本構成5要素
Wordを使った1枚企画書(ワンシート企画書)を成功させる最大の鍵は、「情報をいかに削ぎ落とし、決裁者が知りたい核心だけを残すか」にあります。
限られたA4用紙1枚というスペースで、「なぜやるのか」「何をやるのか」「いくらかかるのか」という論理を過不足なく伝えるため、以下の「5つの要素」に沿って構成を組み立てましょう。
この型(フォーマット)に当てはめて情報を整理するだけで、誰でも説得力のある高密度な企画書を作成できます。
- 現状の分析・企画背景
- 目的とゴール
- 企画の概要
- スケジュール
- 予算
1. 現状の分析・企画背景
業界の現状を「理想(あるべき姿)」と「現状のギャップ(課題)」として端的に記載します。
書き方のコツ
「競合は〇〇を導入済み(脅威)」「自社の現状のアクティブ率は15%(課題)」など、数字を交えた客観的な事実を箇条書きで示します。
グラフや図表を使って、分析結果を視覚的に示すことも効果的です。企画の必要性や緊急性を示す具体例や根拠を挙げると、説得力を高められます。
2. 目的とゴール
1で示した課題が解決された状態を、明確な数値(KPI)で設定します。また、達成期限も必ずセットで記載します。
書き方のコツ
「顧客満足度の向上」といった曖昧な言葉は避け、「半年以内に新規顧客獲得率を20%向上させる」というように記載します。
また、短期目標と長期目標(ビジョン)の関連性の説明も大切です。
3. 企画の概要
ゴールを達成するための解決策(コアアイデア)を簡潔に説明します。1枚企画書では詳細な機能説明は不要です。
書き方のコツ
企画を一言で表すコンセプト(キャッチコピー)と、他社や既存施策との違いを示す特徴(メリット)に絞って簡潔に記述します。
特徴(メリット)は箇条書きで3つ程に絞ります。
4. スケジュール
プロジェクトの全体的なタイムラインを視覚的に表現します。1枚企画書のため、細々したタスクではなく、主要なマイルストーンの記載にとどめておきます。
書き方のコツ
「〇月〇日:キックオフ」「〇月〇日:サービスリリース」といった主要なマイルストーンのみを記載します。シンプルな表組み(テーブル)を活用するとWordでも見やすく収まります。
5. 予算
企画書には、プロジェクト全体の総予算を明確に提示する必要があります。
書き方のコツ
「初期費用:〇〇万円」「月額費用:〇〇万円」といった内訳の概算と、想定外の事態に備えた「予備費(バッファ)」を明記します。「この〇〇万円を投資すれば、半年後に〇〇万円のコスト削減効果がある」という回収見込みまで書ければ完璧です。
読み手に伝わる企画書を仕上げる実践的な3つのコツ
効果的な企画書を作成するための3つのコツを紹介します。
- 実行計画を詳細に記載する
- リスク分析と対策を盛り込む
- フレームワークを活用する
なお、企画書の作り方については、以下の記事も参考にしてみてください。
1. 実行計画を詳細に記載する
企画書には、手順を時系列で明確に示しましょう。決裁者は「絵に描いた餅」を最も嫌います。
Wordの限られたスペースであっても、「いつ(スケジュール)」と「誰が(体制)」だけは曖昧にしてはいけません。
実践のコツ
「マーケティング部が主導し、順次進める」といった曖昧な表現はNGです。
「〇月〇日までに、A氏を責任者としてWeb広告をローンチする」というように、タスクのボールを持つ人物(責任者)と期日を明確に記載し、実行可能であることを証明します。
2. リスク分析と対策を盛り込む
想定されるリスクや代替案を提示すること、企画書を作成する際のポイントです。
想定されるリスクと、それが起きた場合の対処法(Plan B)をセットで提示することで決済者からの信頼感を獲得できます。
実践のコツ
1枚企画書の場合、文章で書くのではなく、Wordの機能でシンプルな「表」や「箇条書き」を活用します。
- リスク要素:リリース時のシステム障害
- 発生確率・影響度: 低・大
- 対策(Plan B): テスト環境での負荷テストを2回実施。障害時は切り戻し手順をマニュアル化済み。
3. フレームワークを活用する
フレームワークとは、複雑な情報や状況を体系的に整理し、分析するための思考ツールです。企画書作成において、適切なフレームワークを使用することで、以下のような利点が得られます。
| フレームワーク | 構成要素 | 利点 |
| 6W2H | Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ) How(どのように) How much(いくらで) | 企画の全体像を簡潔に示せる読み手に企画の全体像を 簡潔かつ明確に伝えられる |
| 3C分析 | Customer(顧客) Competitor(競合) Company(自社) | 市場環境を分析し、企画の戦略的位置づけを 明確にできる |
| SWOT分析 | Strengths(強み) Weaknesses(弱み) Opportunities(機会) Threats(脅威) | 企画の内部環境と外部環境を総合的に評価できる企画の 強みを活かし、弱みを補完する戦略を立案できる |
| PEST分析 | Political(政治的) Economic(経済的) Social(社会的) Technological(技術的) | 企画を取り巻くマクロ環境を理解できる外部要因が 企画に与える影響を予測し、適切な対策を講じられる |
フレームワークを活用すると、複雑な情報を整理し、企画の全体像を把握しやすくなります。
Word(ワード)特有の機能を活用した見やすいデザインテクニック
企画書の一般的な構成を把握したら、実際にワードで作成してみましょう。
優れた内容の企画書を作成しても、パッと見たときに「読みづらそう」という印象を与えてしまうと、細部まで読み込んでもらえない恐れがあります。一目見て「読みやすそう」と感じてもらえる企画書の作り方を3つのポイントに絞って解説します。
- フォントと行間を設定する
- インデント機能で階層化する
- 表を活用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. フォントと行間を設定する
文章を書き始める前に、まずはフォントと行間を設定してください。
フォントはメイリオやMSゴシック・MS明朝から選ぶのが一般的です。これらは多くの環境で使用されており、見やすいフォントです。なお、フォントの種類によっては行間が広くなることもあるので、フォントと行間の設定は同じタイミングで行うようにしましょう。
行間を設定するには以下の手順で行います。

①リボンから「ホーム」タブを選択します。
②「段落」右下の矢印をクリックしてダイアログボックスを開きます。
「インデントと行間隔」のタブの行間で指定が可能です。
「行間」のプルダウンを押すと、「1行」「1.5行」「2行」「固定値」「最小値」「倍数」の選択肢が表示されます。

以下の表を参考に、文字列が読みやすくなるように配置を選んでください。
| 設定オプション | 説明 |
| 1行 | デフォルトで設定されている行間 |
| 1.5行 | 行間の余白がデフォルトの1.5倍になる |
| 2行 | 行間の余白がデフォルトの2倍になる |
| 固定値 | 通常はフォントサイズに合わせて行間が変わるが、 固定値を設定しておくとフォントサイズを変更しても設定値の行間になる |
| 最小値 | 通常はフォントサイズに合わせて行間が変わるが、 最小値を設定しておくとフォントサイズを小さくしても 設定値以下の行間にはならない |
| 倍数 | 「段落」のダイアログでは行間を3以下にしか設定できないが、 倍数を設定しておくと行間を3以上の数字にも変更できる |
2. インデント機能で階層化する
情報の階層ごとにインデントを使い分けることで、資料が見やすくなります。大見出し・中見出し・小見出し・本文など、階層ごとにインデントを設定しましょう。
「ホーム」タブから「段落」グループの「インデントを増やす」をクリックすれば、インデントを下げられます。

以上の操作で、文書の構造が視覚的に明確になり、読み手が内容を理解しやすくなります。
3. 表を活用する
表組みを活用して、項目をわかりやすくまとめることも可能です。表の設定方法について紹介します。
まず、先に文章を入力してから表を設定する方法について紹介します。

表組みしたい文章中の区切りの場所で「Tab」を、行が変わるタイミングで「Enter」を入力してください。

①入力後、表組みをしたい箇所を選択します。
②「挿入」タブから「表」を選んで「表の挿入」の順にクリックします。
すると、以下のように表組が反映されます。

表組が反映されたら、各行や列幅を調整して完成です。

次に、表を作成してから文章を入力する方法を紹介します。
「挿入」タブから「表」を選び、「表の挿入」で任意のマス目をクリックして表を作成しましょう。

各行や列幅を調整し、文字を入力します。

セル内をさらに分割したいときは
①テーブルデザイン横の「レイアウト」タブを選択します。
②「結合」グループの「セルの分割」をクリックします。
ダイアログボックスで列数と行数を指定し「OK」をクリックしましょう。

すると、以下のようにセルを分割できます。

セルを結合したいときは、「レイアウト」タブから「結合」グループの「セルの結合」を選んでください。
表を効果的に使用することで、情報を体系的に整理できるため、文書の読みやすさが向上します。
Word(ワード)での企画書作成に関するよくある質問
Q: 企画書といえばPowerPointのイメージですが、あえてWordで作成するメリットは何ですか?
A: Wordの最大の強みは、情報をA4用紙1枚に集約した「1枚企画書(ワンシート)」が作りやすい点です。多忙な決裁者は、パッと見て全体像が把握できる資料を好みます。また、緻密なロジックや詳細な予算根拠など、文章でしっかりと説得したい場合も、文章作成に特化したWordの方が読み手のストレスが少なくなります。
Q: A4・1枚で企画書を構成する場合、最低限盛り込むべき要素は何ですか?
A: 以下の5つの要素を軸に組み立てると、論理的で説得力のある構成になります。
- 現状分析・背景: 解決すべき課題を数字などの客観的事実で示す
- 目的とゴール: 達成すべき目標を具体的な数値(KPI)で設定する
- 企画概要: 解決策の核心(コンセプト)を簡潔に説明する
- スケジュール: 主要な節目(マイルストーン)を提示する
- 予算: 総額だけでなく、投資対効果(回収見込み)まで触れる
Q: Wordで「読みやすい」企画書に仕上げるためのコツを教えてください。
A: 「拾い読み」ができる工夫をすることが重要です。具体的には、箇条書きを活用して情報を整理する、重要なキーワードを太字にする、といった工夫が有効です。また、Wordの「見出し機能」を正しく設定すれば、目次や構成が整理され、長文でもストーリーが追いやすくなります。
Q: 企画をより「現実味のあるもの」として決裁者にアピールするには?
A: 「誰がいつやるのか」という実行体制を明確にすること、そして「リスクと対策」をあらかじめ盛り込んでおくことです。絵に描いた餅にならないよう、責任者と期日をセットで記載し、想定されるトラブルへの代替案(Plan B)を提示することで、企画の実現可能性と信頼性が格段に高まります。
Q: 図表やグラフはWordでも積極的に使うべきでしょうか?
A: はい。すべてを文字で説明するのではなく、必要最低限の図表を挿入することで説得力が増します。特に現状分析のセクションなどでグラフを用いると、課題の緊急性が一目で伝わります。Wordでもシンプルな表組み(テーブル)を活用すれば、スケジュールや予算をスッキリと見せることが可能です。
まとめ:Word(ワード)を活用して説得力のある企画書を作成する
企画書作成は、アイデアを形にする重要なプロセスです。明確な目的設定や具体的な数値目標・詳細な実行計画、そしてリスク分析を盛り込むことで、説得力のある企画書が完成します。
また、デザイン面にも気を配りつつ、内容の質を高めることが成功の鍵です。本記事で紹介した要素を意識しながら、魅力的な企画書を作成してみましょう。

















