【図解】もう迷わない!パワーポイント資料のレイアウトテクニック②
パワーポイント資料の作成においてレイアウトは基本かつ最重要ポイントですが、実は奥が深く難易度が高い作業でもあります。2回にわけて、レイアウトのテクニックを紹介します。
今回は、前回の記事(【図解】もう迷わない!パワーポイント資料のレイアウトテクニック①)に引き続きスライド内のレイアウト設計についてです。
パワーポイント資料はフォーマットが自由であるため、レイアウト上の配慮次第で読みやすさが大きく変わります。
以下にご紹介する内容は単純なことばかりですが、こういった配慮の積み重ねが読み手の評価を左右するものです。
ぜひ習慣付けてください。
1.改行は読みやすさを優先
複数行に及ぶ文章では、単語や強調箇所の途中で改行することはなるべく避け、読みやすさを意識した改行を心がけてください。
多少短くなったとしても、文章の区切りの良い箇所で改行を入れた方が読みやすさの面では効果的です。
適切な改行箇所がない場合は、フォントサイズを調整することも有効です。
また、文章の中に3つ以上の並列の要素が入っている場合は、一つの文章で表現せずに箇条書きで表現することも検討してください。
2.スライドの余白の確保
文章や図表で埋め尽くさず、余白を残したスライドにすることで、スッキリした読みやすいパワーポイント資料になります。
作成したスライドに対し、不要な情報はないか、フォントや図表のサイズを小さくして余白を広げられないか、一度チェックをしてください。
優先順位の低い情報が余白に置き換わることで、伝えたいことがより際立つようになります。
なお、多数のオブジェクトを縮小したい時は、一度グループ化をしてまとめて縮小してから、グループを解除してズレを修正する方法が有効です。
3.中心の統一
資料を通して中心が統一されていると、読み手に整理されている印象を与えます。
スライドの中央に据えたオブジェクトや全体にかかるオブジェクトは、基本的にスライドの左右中央に合わせ、左右のバランスが等しくなるよう調整してください。
また、中心に据えるテキストは中央揃えにし、文字数が変わっても中心に配置され続けるよう設定してください。
試行錯誤をしていく中で、読みやすいレイアウトが感覚的にわかってきます。ぜひ意識的に取り組んでください。