配色にメリハリがある東名の決算説明会資料を解説!

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配色にメリハリがある東名の決算説明会資料を解説!

通信インフラ事業を展開する株式会社東名の2021年8月期第2四半期決算補足説明資料を取り上げ、参考になるポイントを解説します。

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出典:株式会社東名 2021年8月期 第2四半期 決算補足説明資料

東名の決算説明資料に見る、視認性を高めるデザインのポイント

今回解説する決算説明会資料は、合計31ページの本編で構成されています。

表紙からフォント、グラフや表などスライド内の各要素について、東名の決算説明会資料のデザインの特徴を解説します。

1.ブランドイメージを伝える表紙と、章立てを意識したスライドテンプレート

株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】1

表紙はロゴマークと街並みの線画素材のシンプルな装飾のデザインです。街並みのイラストがやや小さく弱い印象を受けるおそれがあります。サイズを大きく調整したり、線を太く調整したりするとイメージをより鮮明に表現できるでしょう。

株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】2
株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】3
株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】4
株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】5

本編テンプレートの下方に赤い線が4本あり、これにより章の位置を確認することができます。インデックスと同じ機能ですが、文字がなくさりげないデザインです。

2.強調箇所を際立たせる、アクセントカラーを活かした配色設計

株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】6

地図やグラフには紫の濃淡が使われており、色数が抑えられています。色数が少ないことで赤で強調された箇所が目立ちます。

3.視認性を向上させる、無彩色と強調色のコントラストを用いた表の作成

株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】7

表の強調箇所にはオレンジの背景色が使われており、視認性に優れています。強調箇所以外のセルの色は無彩色のため、オレンジの強調効果が一層発揮されています。

4.データラベルと目盛線の最適化による、直感的に伝わるグラフ表現

株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】8
株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】9
株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】10

P23、25、26ではグラフの全ての項目にデータラベルが表示されています。この場合は、縦軸や目盛り線は非表示にすると、よりシンプルで見やすいデザインになります。

5.資料全体の統一感を醸成する、線画アイコンと画像素材の選定

株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】11
株式会社東名の決算説明会資料の解説【デザインの特徴】12

アイコンは線画タイプのシンプルなものでまとめられており、資料全体の統一感を高めています。

初見の読者でも理解を深められる、論理的な資料構成の分析

次に、構成のポイントを2つ紹介します。

①図解を多用しており情報が素早く読み取れる
②冒頭で事業概要を示しており初見でも全体像を掴みやすい

①図解を多用しており情報が素早く読み取れる

株式会社東名の決算説明会資料の解説【構成の特徴】1

図解を用いて情報が端的に整理されています。P8では、業界ポジションがターゲット(個人・小規模企業・中規模企業・大企業)と商材の種類(メイン商材・サブ商材)のマトリクスでわかりやすく整理されています。

株式会社東名の決算説明会資料の解説【構成の特徴】2

ただし、図解のみでリード文がないスライドも多く、メッセージを掴みにくいページもあるため、この点は改善点として挙げられます。

②冒頭で事業概要を示しており初見でも全体像を掴みやすい

株式会社東名の決算説明会資料の解説【構成の特徴】3

事業概要やビジネスモデルを資料冒頭に示すことで、初見の人でも資料の全体像を把握しやすいです。読み手のターゲットとして既存株主などを想定する場合は、こうした周知の情報はAppendixに配置することが望ましいですが、会社の知名度が低いと想定される場合や、新規の株主をターゲットとする場合は冒頭で示すと親切です。

株式会社東名の決算説明会資料の解説【構成の特徴】4

また、P13では、決算サマリーが「売上高」「営業利益」「四半期純利益」の3項目で端的に整理されています。決算概要の章の冒頭でサマリー提示し、続くページで各項目の詳細を説明する流れも理解を深めやすいです。

東名の決算説明会資料に関するよくある質問

Q: 株式会社東名(TOUMEI)の決算資料において、情報を目立たせるための「配色設計」の工夫は何ですか?

A: ベースとなる地図やグラフには紫の濃淡を使用し、全体のトーンを抑えています。この「色数を絞った配色」により、アクセントカラーである赤やオレンジで強調された箇所が際立ち、重要な数値を直感的に読み取れる視認性の高いスライドを実現しています。

Q: スライドの進行状況を把握しやすくするために導入されている、ユニークな「インデックス機能」とはどのようなものですか?

A: 全てのスライドの下方に4本の赤い線を配置し、その位置によって現在どの章を説明しているかを確認できるデザインを採用しています。文字を使わずにさりげなく章立てを意識させるこのテンプレート設計は、資料全体の統一感を維持しつつ読み手を迷わせない工夫です。

Q: 初見の読者や新規投資家の理解を深めるために、どのような構成上の工夫がなされていますか?

A: 資料の冒頭に事業概要やビジネスモデルを配置し、会社全体の全体像を先に把握できる構成にしています。また、詳細な分析に入る前に「売上高」「営業利益」「四半期純利益」の3項目に絞った「決算サマリー」を提示することで、主要な業績結果を端的に理解させる工夫がなされています。

Q: 情報を素早く、かつ正確に読み取らせるための図解の活用ポイントは何ですか?

A: 業界内のポジションを「ターゲット(規模)」と「商材の種類」のマトリクスで整理するなど、抽象的な情報を具体的な構造図に落とし込んでいます。さらに、アイコン素材をシンプルな線画タイプに統一することで、ビジュアルによる直感的な理解を促し、情報の過密感を抑えています。

まとめ:東名の事例から学ぶ、成果につながるIR資料作成の要点

今回は、株式会社東名の第2四半期決算補足説明資料を例に、わかりやすい決算説明会資料を作る上でのポイントを解説しました。

デザインは、濃淡違いの色を活用して色数を抑え、アクセントカラーが映える配色設計です。また、スライドの下方で章の位置を表すインデックスも特徴的です。グラフの視認性・可読性に関しては、データラベルと目盛線の改善によってより向上させることができるでしょう。

構成は、図解による端的な表現と、サマリーや概要ページでの全体像の示し方がポイントです。リード文でページのメインメッセージをはっきりと打ち出すと、より判読性が高く読み手に親切な資料になるでしょう。

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