成果を出す採用説明会資料の作り方|読み手の論理・感情【準備編①】

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成果を出す採用説明会資料の作り方【準備編①】

採用説明会資料に読み手のニーズに合う内容を盛り込むことは多くの方が意識していると思いますが、「論理」と「感情」に分けた検討はできているでしょうか?求職者に自社の理解を深めてもらい、自社が求める人物を最終的に採用するために、ぜひ一度本記事をチェックしてみてください。

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今回は、成果を出す採用説明会資料の作り方【準備編①】のご紹介です。

1.こんな方におすすめ

成果を出す採用説明会資料の作り方シリーズでは、学生や求職者から「ぜひ入社したい!」と思われる資料とはどのようなものか?を考察し、実際に作るにあたって押さえておくべきポイントを解説します。
このシリーズ記事を読んでほしい方は下記のような皆様です。

  • 人事担当になり、社内で作られている採用説明会資料を見たが、あまりかっこよくない・・・・
  • 見よう見まねで採用説明会資料を作っているが、今の学生にとってどのような内容が受けるのかわからない・・・
  • 個々の社員がばらばらに会社説明資料を作っていたため統一感がない・・・
  • 採用説明会に来た優秀な人材の内定につながらない・・・
  • 採用説明会や面談の場で求職者から会社に対する質問が出てこず、興味を持ってもらえているかわからない・・・

1つでも当てはまった方は、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

2.採用説明会資料作成のポイント:読み手の論理の欲求を満たす

本記事では、「なぜ採用説明会資料を作るべきなのか?」「なぜそのクオリティを上げるべきなのか?」ということについて改めて触れることにします。

まず、採用説明会で重要なポイントは学生や求職者の「論理」と「感情」の2つの欲求を満たすということです。

まずは「論理」の欲求について説明です。
これは単純明快で、

「業界はどのような業界か?」
「成長性があるか?」
「業界の中でのポジショニングは?」
「顧客にどのような価値を与えているのか?」
「どのような事業や職種があるのか?」
「どんなスキルを身につけられるのか?」

といった「学生や求職者の疑問に答える」という役割を果たします。
これらの疑問に端的に答えるには、口頭による説明だけではなく、図解やグラフを使った方がわかりやすいですよね。
企業によってはこの部分が複雑であることもあるため、わかりやすい図解やグラフとともに表現されている必要があります。

そこで重要な役割を果たすのが採用説明会資料です。
学生や求職者が「論理的に考えてこの企業に入る価値がある」と判断すればOKなのです。

逆に言えば、どんなに資料内の説明が膨大でも、これらの疑問に答えていない資料は意味をなさないと言えます。
また、これらの疑問に対する回答があいまいであればあるほど、優秀な人材から見れば「この企業は採用に力を入れていない」「企業活動における人材の重要性を理解していない」と判断されかねません。

3.採用説明会資料作成のポイント:読み手の感情の欲求を満たす

次に「感情」の欲求についてです。
提案書や事業計画書とは異なり、採用説明会資料は

「一人の人間として、自分の人生に大きな影響を及ぼす決定をする」

ための営業資料ともいえますよね。
システムの導入や商品の購入とはまた違った重さがあると思います。
営業資料とは異なり、読み手である学生や求職者が差し出すのはお金ではなく「時間」です。
あるいは「人生」といってもいいかもしれません。
その対価として学生や求職者が受け取るものは「生活の基盤」、「肩書き」、「大儀」、「人とのつながり」、「家族の安心感」などです。
これだけ大きなものを差し出し、対価を手にするのですから、真剣に考えざるを得ないですよね。

人間は無意識的な要素と意識的な要素を織り交ぜながら意思決定を行っているということは、感性工学や社会倫理の分野をはじめとして様々な研究結果が出ています。
無意識的な要素・意識的な要素によって作り出された「好き」「嫌い」といった原始的あるいは直感的な判断のことをここでは「感情」と呼ぶことにします。
こういった感情の動きが「採用」という現場の意思決定に大きく影響するという仮説が立てられます。

それでは、人の感情を動かすにはどのような要素が必要なのでしょうか?
それは、画像や映像などによる「視覚的情報」です。
画像や映像が伝達できる情報量はすさまじく、画像によって1分間に伝わる情報量はテキストによって伝わる情報量の約5~10倍ともいわれています。
また、視覚的情報が人間の印象の大部分を決定づけるという説はアメリカの心理学者アルバート・メラビアンの提唱した「メラビアンの法則」でも有名ですよね。

採用説明会資料 準備 視覚情報

このように採用説明会資料内では画像や映像などの視覚的情報を上手に使って学生や求職者の「感情」を動かすという大きな役割があるのです。
論理的説得をするだけの淡々とした資料や、感情的訴求だけで中身のない資料は採用説明会資料としてふさわしくなく、人材の獲得のためには両方を兼ね備えている必要があります。

続きは、成果を出す採用説明会資料【準備編②】です。採用説明会資料の役割や重要性がわかったところで、次は実際の資料作成の下準備に進んでいきます。

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