質の高い企画書とは?事例から学ぶ企画書作成のポイント

中堅クラスの会社員であれば、企画書は自力で作れるという方も多いでしょう。しかし、質の高い企画書を作れるようになるためには、社内外の優れた企画書にも目を通すことが必要です。

今回は、外部に公開されている企画書をピックアップし、どのような点が優れているかなどを具体的に解説します。

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公開日 2021年8月20日 最終更新日 2021年8月20日

企画書の構成例

はじめに、企画書の構成例を紹介します。
企業や使用場面によって構成内容は変わりますが、おおよそ下記の項目で構成されることが一般的です。

・表紙
企画のタイトル、提出先、提出日、作成者の情報を記載

・現状の分析・企画背景
今回の企画の必要性や根拠を客観的なデータを用いて記載

・目的とゴール
企画を実施する目的と達成したいゴールを記載

・企画のコンセプト
企画の概要を端的に示すメッセージやコンセプトを記載

・企画を実施するメリット
企画を実行した暁に得られるメリットを記載

・アクションプラン
企画コンセプトを実現するためのプランを記載

・スケジュール
企画実行にあたり、いつ誰が何をするのかを記載

・想定されるリスク
企画実行にあたり、想定されるリスクや解決すべき課題を記載

企画書の構成例や書き方は、下記の記事で詳しく紹介しています。

【関連記事】
分かりやすい企画書の書き方!伝わりやすい構成の例や注意点を解説

『SlideShare』に掲載されている企画書例

プレゼンテーション、インフォグラフィック、ドキュメントなどのシェアサイト『SlideShare』に公開されている企画書を5つ紹介します。

オープンソースサイトに掲載されているため、スケジュールや予算などの一部の情報は割愛されています。
今回は比較的汎用性が高く参考になりそうな事例をピックアップしました。

ストリートアカデミーのローンチ前企画書

出典:https://www.slideshare.net/Find-Job-Startup/street-academy-pp-for-inv-2012-65

“教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット”をキャッチフレーズにしたストリートアカデミーの、サービスローンチ前の企画書です。

創業者のバックグラウンドや動機が丁寧に説明されており、読み手の共感を得やすく興味を引きます。創業者の想いは、読み手の気持ちを動かすうえでは大事なポイントです。

また、現状の課題では「教えられる人口」や「教えるハードル」など消費者調査の結果を示しており、説得力があります。

アクションプランやスケジュール、実行体制までは書かれていないため、ローンチ後の収益やリターンはわかりません。
しかし、収益化の仕組みに関しては、基本のマージン収益に加えたオプションサービスの提供による収入や広告収入なども説明されており、具体的な議論を進める際にも有用です。

チャットワーク:社内検討用資料

出典:https://www.slideshare.net/Find-Job-Startup/ss-29231913

株式会社EC studioによる社内コミュニケーションツール「チャットワーク」の開発を社内で提案した際の企画書です。

冒頭で、ITを活用した経営を支援したいという思いを述べ、サービスコンセプトへと繋ぎます。また、既存サービスSkypeの課題を整理し、WEB上でSkypeに類似のサービスを実現する目的を説明しています。導入からコンセプトやサービス概要への流れがスムーズです。

SWOT分析の「弱み」と「脅威」の内容は非公開ですが、社内検討の際にはフレームワークに沿って分析した結果を示し、企画に説得力を持たせていることがうかがえます。
さらにマイルストーンでは「社内活用」「限定ベータ公開」「一般公開」の3段階のプロセスが示されています。いきなりサービスをローンチするのではなく、各段階を経てチューニングしていく姿勢は、読み手に安心感を与えることができるでしょう。

UIscope社「MOVIDA JAPAN_Demo Day」企画書

出典:https://www.slideshare.net/Find-Job-Startup/u-iscope-findjob1

UIscope社のスマホでのユーザビリティテストサービスの企画書です。

冒頭で、競合が多いリサーチ業界において、自社サービスは「定性調査×オンライン」の領域を攻めることが明示されています。
事業領域のページでは、リサーチ市場の規模を数値で示しており、具体性があります。

サービス概要では、ユーザーテストに特化したクラウドサービスの全体像が分かりやすく説明されています。ビジネスモデルとして、クライアントとモニターへの課金料金を示しているため、読み手はマネタイズをイメージすることができます。

提携先やKPIなど部分的に非公開の情報もあるものの、計画が具体的に練られていることがうかがえます。

nanapiの創業当時の企画書

出典:https://www.slideshare.net/Find-Job-Startup/nanapifyig-howto-slideshare

生活に関するハウツー情報サイト「nanapi」の創業時の企画書です。

冒頭で、海外でのhow-toサイトの潮流を示した上で、日本の競合サイトとのポジショニングを整理しています。自社サービスが狙う分野を一目で理解できます。

KPIなど一部作成中の箇所もありますが、3つのフェーズごとにKPIが設定されており、万が一途中で計画が躓いたとしても、軌道修正ができそうです。

また、最後のページに「サイトに投稿されるコンテンツイメージ」として、「六本木ヒルズへの行き方」の図を添えて、サービスの利用イメージを伝えています。

観光地の発信サービス「Korette」の企画書

出典:https://www.slideshare.net/Hiroz/korette

2018年に行われた「東京都オープンデータアプリコンテスト」で優秀賞(準優勝)を獲得したWEBサービス「Korette」の企画書です。

”旅の「いってみたい!」がみつかる クイズで気軽に楽しく 観光地の魅力がみつかる”をコンセプトとしたWEBサービスの概要が記されています。

地域の課題をクイズで解決するというユニークな発想を、札幌市時計台の実例を交えて記述することで、サービスのリアリティを高めています。

サービスのプレローンチ後のユーザービュー数やユーザー数の実績値があるため、顕在化するニーズを示しています。アクションプランなど計画に関する具体的な記述はありませんが、開発方法や将来の展望が示されているため将来性が感じられます。

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