Adobe Colorの使い方を紹介!カラーホイールの操作や便利な使い方まで解説
ビジネス文書やプレゼンテーション資料において、適切な色の組み合わせを選択することは、印象や出来映えを左右する重要なポイントです。しかし、デザイン性に優れた配色を選ぶのは、初心者にとってかんたんではありません。
そこで、Adobeが提供する無料ツール「Adobe Color」を使えば、違和感のない配色をかんたんに作成できます。
本記事では、Adobe Colorの基本的な使い方から、ビジネス文書作成に役立つ実践的なテクニックまでを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
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目次
・配色デザインツール「Adobe Color」の主な特徴と4つの基本機能・実践:Adobe Colorで理想の配色を作成する5つの主要機能・資料作成の効率を最大化するAdobe Colorの応用・管理テクニック・よくある質問・まとめ:Adobe Colorを活用してデザイン性の高い資料を作成しよう
配色デザインツール「Adobe Color」の主な特徴と4つの基本機能

Adobe Colorは、Adobeが提供する無料の配色デザインツールで、主な特徴と機能は以下のとおりです。
| カラーテーマの作成 | カラーホイールを使って直感的に配色を作成できる類似色や補色・ トライアドなど9つのカラーハーモニールールを選択可能 |
| 画像からの色抽出 | 写真や画像をアップロードし、色を抽出できる |
| 豊富なカラーパレット | 探索機能で膨大な量の既存のカラーパレットを閲覧・利用できる |
| Adobe Creative Cloudとの連携 | 作成したカラーパレットはPhotoshopやIllustratorなどと同期できる |
| アクセシビリティツール | Web上での視認性やコントラスト比をチェックできる |
Adobe Colorは、直感的な操作でかんたんに配色デザインを作成でき、プロからアマチュアまで幅広いユーザーに活用されています。
なお、配色のルールについては下記の記事も参考にしてみてください。
実践:Adobe Colorで理想の配色を作成する5つの主要機能
では、Adobe Colorの具体的な使い方について5つのポイントを紹介します。
- カラーホイールで直感的にカラーテーマを作成
- テーマを抽出機能で写真や画像から配色パターンを自動生成
- 画像の階調を活かしてグラデーションパターンを抽出
- 色覚特性に配慮したアクセシブルな配色の確認方法
- コントラストチェッカーでテキストの読みやすさを評価
実際にツールを操作しながら、慣れていきましょう。
1. カラーホイールで直感的にカラーテーマを作成

「カラーホイール」は、直感的に色の組み合わせを選択できる機能です。カラーホイール上でマーカーをドラッグすると、任意の配色を選択できます。
画面左上にある「カラーハーモニー」のタブから「類似色」「補色」などのハーモニーを変更すると、カラーホイール上にある円の配置が変化します。ハーモニーが変わると色を抽出するポイントが変わるので、主軸となる色が同じでも雰囲気が一変するでしょう。

また、カラーパレットにカーソルをあわせて「コピー」をクリックすると、カラーコードをコピーできます。

直感的な操作で、かんたんにバランスの良い配色が選べる便利な機能です。
2. テーマを抽出機能で写真や画像から配色パターンを自動生成
Adobe Colorにアップロードした写真や画像から、色を抽出する機能です。左上にある「テーマを抽出」をクリックし、写真や画像をAdobe Colorにアップロードしましょう。

すると、自動で配色を提案してくれます。

また、円をドラッグすれば抽出する箇所を移動できるのも便利なポイントです。
3. 画像の階調を活かしてグラデーションパターンを抽出
Adobe Colorには、画像をアップロードするとグラデーションを自動生成する機能も備え付けられています。左上の「グラデーションを抽出」をクリックし、写真や画像をAdobe Colorにアップロードしてみましょう。

すると、自動でグラデーションのパターンを提案してくれます。

配色の機能と同様に、円をドラッグすることで抽出するポイントを変更できます。調整したいポイントがあればあとから自由に色を変えられるのも便利なポイントです。
4. 色覚特性に配慮したアクセシブルな配色の確認方法
Adobe Colorは、色覚タイプごとのシミュレーションを表示でき、色覚異常をお持ちの方に対してもやさしい配色を提案してくれます。画面左上の「アクセシビリティツール」をクリックし「多様な色覚対応」を選択しましょう。

すると、色覚タイプ別の見え方をシミュレーションできます。

また、カラーホイール上で円をドラッグすると、以下のように表示が切り替わります。

誰にでも見やすい配色バランスを実現するには「カラーの競合はありません」の表示が出ている色の組み合わせを採用すると良いでしょう。
色覚対応の機能を活用すれば、誰が見てもわかりやすい配色デザインを実現できます。
5. コントラストチェッカーでテキストの読みやすさを評価
「コントラストチェッカー」は、背景とテキストのコントラストの差から、読みやすさを評価できる機能です。画面左上の「アクセシビリティツール」をクリックし「コントラストチェッカー」を選択しましょう。

次に、テキストと背景色の組み合わせを選択すると、コントラスト比を確認できます。

テキストカラーと背景色を調整し「合格」が表示される配色を選べば、可読性が高い色の組み合わせを選択できるでしょう。
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資料作成の効率を最大化するAdobe Colorの応用・管理テクニック
次に、Adobe Colorを適切に使いこなすうえで知っておくべきポイントを4つ紹介します。
- テーマを保存する
- カラーハーモニーを使い分ける
- カラーパレットから色の組み合わせを選ぶ
- SVG画像を再配色する
ひとつずつ見ていきましょう。
1. テーマを保存する
Adobe Colorには、テーマを保存する機能があります。
作成したカラーテーマのなかで、複数回使いたい色の組み合わせがあれば、保存機能を活用しましょう。配色を作成する画面右側にある「保存」をクリックすると、ライブラリにカラーテーマを保存し、いつでも配色を参照できます。


保存したカラーテーマは、再度編集したり任意のファイル形式でダウンロードしたりコピーしたりできます。

名前の編集も可能なので、適切なファイル名を付けておけば管理しやすくなるでしょう。
2. カラーハーモニーを使い分ける
Adobe Colorでは、複数のカラーハーモニールールを選択できます。選択肢にあるのは、以下の9種類です。
| 類似色 | モノクロマティック | トライアド |
| 補色 | 分割補色 | 正方形 |
| コンパウンド | シェード | カスタム |
たとえば、統一感のある配色を作りたい場合は「類似色」や「モノクロマティック」を選択しましょう。


コントラストの強い配色が必要なときは「補色」や「分割補色」がおすすめです。


また、複数の色を使いつつもバランスの取れたカラーテーマを作りたい場合は「トライアド」や「正方形」を選択すると良いでしょう。


カラーハーモニールールを選択したあと、カラーホイール上の円をドラッグすると色を調整できます。メインカラーの円をドラッグすると、ほかの円も連携して移動するので、直感的に操作できるでしょう。
3. カラーパレットから色の組み合わせを選ぶ
「探索」を活用すると、他のユーザーがアップロードした配色を参考にできます。

「すべてのソース」から「カラーテーマ」を選択すると、色の組み合わせだけが複数表示されます。

キーワード検索で目的に合ったパレットをピックアップできるので、参考になる配色があれば積極的に使っていきましょう。
4. SVG画像を再配色する
Adobe Colorには、SVG画像の配色を変更する機能が備え付けられています。
画面上部の「探索」をクリックし、画面上にSVG画像をドラッグすると画像をアップロードできます。

SVG画像の輪郭はそのまま残しつつ配色だけ調整できるため、色味を調整したいときに便利な機能と言えるでしょう。
よくある質問
Q: Adobe Colorとはどのようなツールですか?ビジネス資料作成にどう役立ちますか?
A: Adobe Colorは、Adobeが提供する無料の配色デザインツールです。直感的なカラーホイール操作で調和のとれた配色(カラーパレット)を簡単に作成できるほか、画像からの色抽出やアクセシビリティチェック機能も備えています。これを使うことで、デザイン経験がなくても違和感のない、プロフェッショナルな印象のビジネス資料を作成できます。
Q: 写真やロゴ画像から色を抽出して、資料の配色に活かすことはできますか?
A: はい、「テーマを抽出」機能を使えば可能です。Adobe Colorに画像ファイルをアップロードするだけで、画像内の主要な色を自動で抽出し、配色パターンとして提案してくれます。また、抽出ポイントをドラッグして微調整することもできるため、コーポレートカラーやサービスのイメージに合わせた正確な配色が実現できます。
Q: 作成した配色の「読みやすさ」や「誰にとっても見やすいか」を確認する方法はありますか?
A: Adobe Colorの「アクセシビリティツール」で確認できます。
- コントラストチェッカー: 背景色とテキスト色のコントラスト比を評価し、読みやすさを「合格/不合格」で判定します。
- 多様な色覚対応: 色覚特性(色覚異常など)を持つ方にとっての見え方をシミュレートし、カラー同士が競合していないかをチェックできます。
Q: 資料に統一感を出したいとき、どのような「カラーハーモニールール」を選べばよいですか?
A: 目的に応じて以下のルールを使い分けるのが効果的です。
- 統一感を出したい場合: メインカラーに近い色を選ぶ「類似色」や、同一の色相で明度・彩度を変える「モノクロマティック」が適しています。
- アクセントをつけたい場合: カラーホイールの反対側に位置する色を組み合わせる「補色」を選ぶと、強いコントラストが生まれ、強調したい部分を際立たせることができます。
まとめ:Adobe Colorを活用してデザイン性の高い資料を作成しよう
Adobe Colorを活用すれば、直感的な操作でデザイン性の高い配色を選べます。
アクセシビリティツールを使えば、色覚対応とコントラストのチェックができるため、より見やすい配色に近づけられるでしょう。色の組み合わせを工夫すれば、プレゼン資料の見やすさや聞き手に与える印象は大幅に向上します。

















