スライドを自動再生して魅力的なプレゼンにする【簡単3ステップ・図解】

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パワーポイントのスライドショー再生テクニック

パワーポイントはクリックでページをめくるだけでなく、自動でページをめくる機能があります。スライドショーの「自動再生機能」を活用すると、展示会や店頭でのプロモーション活動で無人でスライドショーを再生し続けることができます。今回は、自動再生機能の設定方法や繰り返し自動再生する方法を紹介します。

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パワーポイントを自動再生する方法【簡単3ステップ】

スライドを切り替える時間を設定する

まず、スライドを切り替える時間を設定します。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法1

任意のスライドを選択した状態で、「画面切り替え」タブにある「タイミング」メニュー内の「自動」にチェックを入れて、任意の時間を入力します。たとえば、20秒ごとにスライドを切り替えたい場合は、「00:20.00」と入力します。 

すべてのスライドに設定を適用させる

次に、同一プレゼンテーション内のすべてのスライドに設定を適用します。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法2

上記と同じ「タイミング」メニュー内にある「すべてに適用」をクリックします。

適用するとスライドの左横に「★」が表示され、すべてのスライドに同じ設定が適用されたことが確認できます。この状態でスライドショーを開始すると、スライドショーが1回だけ自動再生され、最後のスライドまで表示された後に終了します。

繰り返し再生の設定をする

最後のスライドまで表示された後に、もう一度最初のスライドに戻って繰り返し自動再生したい場合には、次の設定を行います。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法3

「スライドショー」タブにある「スライドショーの設定」をクリックし、ダイアログボックスを開きます。「種類」にある「自動プレゼンテーション(フルスクリーン表示)」にチェックを入れ、「スライドの切り替え」にある「保存済みのタイミング」にチェックが入っていることを確認してください。

設定後、「OK」ボタンを押して適用します。この状態でスライドショーを開始すると、スライドショーが何度も繰り返し自動再生されます。再生中に繰り返しを終了する場合は「Esc」キーを押します。 

任意のタイミングでスライドの自動切り替えを設定する方法

ここまでは、すべてのスライドに同一のタイミングを設定し自動再生する方法について解説しました。ここからはスライドごとに異なるタイミングを設定し、自動再生する方法を解説します。

スライドごとに切り替えたい時間を入力する

切り替え時間を設定したいスライドを選択し、「画面切り替え」タブを開きます。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法4

「タイミング」メニュー内の「自動」にチェックを入れ、右側に任意の時間を入力します。「タイミング」メニュー内にある「すべてに適用」はクリックせず、スライドごとに任意の表示時間を入力することで、スライドごとに切り替え時間を設定できます。

リハーサル機能を使う

リハーサル機能を使うことで、実際にスライドショーにかかった時間を切り替え時間として設定することができます。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法5

リハーサル機能を使うためにはまず、「スライドショー」タブから「リハーサル」をクリックします。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法6

スライドショー画面に遷移します。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法7

リハーサル中には「記録中」と記載されたタイマーが表示されます。タイマーには次のような表示が出ます。

中央の時計:現在のスライドの所要時間です。
右端の時計:スライド全体の総時間です。
進む:次の画面に進むときに使います。
一時停止:タイマーを一時停止するときに使います。
繰り返し:現在のスライドの所要時間をリセットしたいときに使います。

リハーサル中はスライドを切り替えたいタイミングで「クリック」「Enter」または上記の「進む」ボタンを押すことで、スライドを切り替えます。

そして、最後のスライドが終了するタイミングで「Esc」を押します。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法8

「今回のタイミングを保存しますか?」という旨のダイアログが表示されるので、「はい」をクリックします。これにより、それぞれのスライドの表示時間が記録されました。

ここで記録したタイミングは、各スライドの自動切り替えのタイミングとして反映されます。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法9

各スライドの表示時間を確認するためには、「表示」タブの「スライドの一覧」をクリックします。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法10

「リハーサル」で記録された表示時間にしたがってプレゼンテーションをするためには、「スライドショー」タブにある「タイミングを使用」にチェックを入れた状態で「最初から」をクリックします。これにより、記録された表示時間を経過すると自動的に次のページに移ります。

補足:リハーサル機能で記録した時間を削除する方法

リハーサル機能で記録した時間を削除する場合には下記の手順で操作します。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法11

該当するスライドを選択し「スライドショー」タブから「スライドショーの記録」をクリックします。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法12

画像のようなスライドショーの記録画面になるので、「クリア」→「現在のスライドの録音をクリア」の順にクリックします。また、すべてのタイミングを削除する場合には「すべてのスライドの録音をクリア」をクリックします。

特定のスライドだけを繰り返し自動再生する方法

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法13

任意のスライドをクリックで選択し、「スライドショー」タブにある「スライドショーの設定」をクリックします。ダイアログ内「スライドの表示」にある「スライド指定」にチェックを入れ、繰り返し再生したいスライドの最初と最後のスライド番号を指定します。最後に「OK」を押します。

この方法では、連続したスライド番号のみ適用可能です。連番ではないスライドを繰り返し再生したい場合は、標準編集画面左側のサムネイルをドラッグ&ドロップすることで、連続した順にスライドを入れ替えておきましょう。

また別の方法として、見せたくないスライドをあらかじめ「非表示スライド」に設定しておくことで、特定のスライドだけを表示することができます。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法14

非表示にしたいスライドを選択し、「スライドショー」タブにある「非表示スライドに設定」ボタンをクリックします。右クリックで表示されるメニューからでも設定できます。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法15

「非表示スライド」に設定されたスライドは、画面左のサムネイルにあるスライド番号に斜線が付きます。該当するスライドすべてに対してこの操作を行います。

パワーポイント内の動画を自動再生する方法

最後に、パワーポイントに挿入した動画を自動再生する方法を解説します。

スライド表示と同時に自動再生する

スライド表示と同時に動画を自動再生するには、以下の手順で操作します。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法16

該当する動画を選択し、「ビデオツール」の「再生」タブをクリックします。最後に、「ビデオオプション」グループにある「開始」を「自動」に変更します。

これにより、スライドショー表示または発表者ビューでプレゼンテーションを行うときに、そのスライドが表示されるタイミングと同時に動画が自動で再生されます。

動画を繰り返し自動再生する

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法17

該当する動画をクリックで選択し、「ビデオツール」の「再生」タブをクリックします。「ビデオオプショングループ」にある「停止するまで繰り返す」にチェックを入れれば、設定完了です。

複数の動画を自動再生する

複数の動画を自動再生するためには以下の手順で操作します。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法18

1つ動画を選択し、「ビデオツール」の「再生」タブをクリックします。そして「ビデオオプション」グループの開始設定を「自動」に変更します。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法19

「アニメーション」タブ→「アニメーションウィンドウ」をクリックし、アニメーションウィンドウを表示します。

パワーポイント スライドショー 自動再生 方法20

最後に、アニメーションウィンドウ項目内にある動画ファイル名を右クリックし、「直前の動作と同時」を選択します。

上記の設定を同時に自動再生したい動画すべてに行えば、複数の動画を同時に自動再生することができます。

こちらの記事ではスライドショーの基本操作に加え、知っておくと便利な機能やショートカットも紹介しています。

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資料作成代行サービスを提供するストリームラインが、自社のノウハウである資料作成術やパワーポイントの操作テクニックをご紹介します。

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