【図解】パワーポイントのフォントの使い方②|装飾、サイズ、行間

パワーポイント資料で使うフォントについて、基本的な考え方と設定方法を解説します。すぐに取り入れられるので、ぜひご一読ください。
今回は、前回の記事(【図解】パワーポイントのフォントの使い方①|まずおさえるべき3つのポイント)に引き続きパワーポイント資料のフォントの解説の続きです。
フォントの表現について、ポイントをご説明します。
パワーポイントでは、フォントに対して様々な設定を行うことが可能です。
大きさを変える、色を変える、太字にする、斜体にする、下線を引く、取り消し線を引く、影を付ける、反射させる、光彩を放たせる等、選択肢はたくさんあります。
1.フォントの装飾は最小限に
まず、様々な設定が可能であっても、フォントの装飾は最小限に留めてください。
過度な装飾や統一性に欠ける装飾は、シンプルな資料の体裁を壊します。
パワーポイント資料のフォントは、強調等の何らかの意味合いを示したい時に限り、シンプルに装飾するというのが基本ルールです。
また、装飾のパターンが多過ぎると、読み手に重要度の違いが伝わらず混乱を招くため、パターンの数も最小限に留めることが大切になります。
本ブログでは、パワーポイント資料の装飾を以下の通り「太字」「下線」「大きさの変更」「色の変更」に限定することをおすすめしています。

2.フォントの大きさの目安
フォントの大きさに関しては、そのパワーポイント資料のサイズや用途によって適正な基準が異なります。
講演会や大きな会議室での投影の場合は、なるべく大きいサイズに設定し、一番後ろの方でも問題なく読めることが必須条件になりますが、配布が前提の資料であれば比較的小さいフォントを使用します。
パワーポイントの配布資料でプレゼンをする場合は、本文は12~16pt、強調するテキストやタイトルテキストは18~20pt、スライドの主張となるリードメッセージやまとめのテキストは24~40pt程度とするのが一般的です。
強調テキストは本文のサイズを基準とし、役割に応じて1.5~2倍とするのが適切です。

3.行間はやや広めに調整
パワーポイントのデフォルトの行間はやや狭く、そのままでは読みづらいため、行間を調整することが有効です。
以下の通り、倍率を1倍から1.2倍に変更するとテキストが読みやすくなります。

「ホーム」→「段落」→「インデントと行間隔」→「行間 倍数:1.2」という流れで、倍数の数字を変更することで調整が可能です。
