パワーポイントで画像を圧縮する方法の基本から応用まで詳しく解説!

パワーポイントファイルのサイズが大きい場合には、画像を圧縮することでサイズを小さくすることができます。画像の圧縮が必要な場面に備えて方法を覚えておきましょう。

この記事では、パワーポイントで画像を圧縮するメリットを紹介したうえで、OS・バージョン別の詳しい圧縮方法や、知っておくと便利な応用テクニックを3つ紹介します。

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パワーポイント内で画像を圧縮するメリット

パワーポイント内で画像を圧縮するメリットは、主に次の2つです。

・動作・作業環境が快適になる
・ファイルの送受信が容易になる

一つずつ見ていきましょう。

動作・作業環境が快適になる

パワーポイントに挿入する画像のサイズが大きかったり、高画質なものばかりだと、ファイルサイズが大きくなります。ファイルサイズが肥大化するとパソコンの動作に負荷がかかります。その結果、ファイルを開こうとした際に処理速度が落ちたり画面がフリーズしたりする原因にもなります。

画像を圧縮してファイルサイズを小さくすることで、そうした問題を起こりにくくし、作業をスムーズに進めることができます。

送受信が容易になる

企業によってはメールの添付ファイルのサイズに制限を設けているため、ファイルサイズが大きいと、送受信できない場合があります。画像を圧縮してファイルサイズを小さくする必要があります。

メールの添付ファイルの上限サイズは企業やメールソフトの種類により異なりますが、Gmail、Yahoo!メールの場合は「25MB」、企業が使うメールソフトでは一般的に「10MB」が目安です。それらを上回らないようにファイルサイズを抑えましょう。

OS・バージョン別画像圧縮方法

Windowsパワーポイント2010以降の場合

ファイルサイズを確認する

パワーポイント2010以降はバージョンが違ってもほぼ同じ方法でファイルサイズを確認できます。まず「ファイル」タブにある「情報」をクリックします。画面右側にファイルのプロパティが表示されるので、「サイズ」という項目から現在のファイルサイズを確認します。

また別の方法として、Windowsに標準搭載されている「エクスプローラー」からファイルサイズを確認することもできます。

その場合、デスクトップ下方のタスクバーにある「エクスプローラー」(フォルダーのアイコン)をクリックし、「表示」タブにある「詳細ウィンドウ」から、任意のファイルを選択します。画面右側にファイルのプロパティが表示されるので、「サイズ」という項目から現在のファイルサイズを確認します。

画像を圧縮する

まず、パワーポイントの標準編集画面上で圧縮したい画像を選択します。次に「書式」タブにある「図の圧縮」をクリックし「画像の圧縮」ダイアログを表示します。

選択した画像のみを圧縮したい場合には、ダイアログ内の「この画像だけに適用する」にチェックを入れます。スライド内にある全ての画像を圧縮したい場合には、チェックを外します。最後に任意の圧縮サイズを選択し「OK」をクリックします。

圧縮完了後には先述したファイルサイズの確認手順に従い、どのくらい圧縮されているかを確認しましょう。また、圧縮前のファイルのバックアップをとるため、圧縮後の画像は別のファイル名で保存することをおすすめします。

Windowsパワーポイント2007の場合

ファイルサイズを確認する

まず、パワーポイント内にある「Office」ボタンから「配布準備」「プロパティ」の順にクリックします。次に、「ホーム」タブのリボンの下にある「ドキュメントのプロパティ」のプルダウンメニューから「詳細プロパティ」をクリックします。

「プロパティ」ダイアログが表示されるので、ダイアログ内にある「ファイルの情報」または「全般」タブにある「サイズ」からファイルサイズを確認します。「プロパティ」ダイアログは作業の邪魔になるので、ファイルサイズを確認したら、閉じておきましょう。

また別の方法として、先述のWindows10以降の場合と同様に、エクスプローラーでファイルサイズを確認することも可能です。

画像を圧縮する

まず、パワーポイントの標準編集画面上で圧縮したい画像を選択します。次に「書式」タブにある「図の圧縮」をクリックし「画像の圧縮」ダイアログを表示します。

選択した画像のみを圧縮したい場合には、ダイアログ内の「選択した画像のみに適用」にチェックを入れ、スライド内にある全ての画像を圧縮したい場合には、チェックを外します。次に「オプション」ボタンをクリックし、「圧縮の設定」ダイアログ内「出力先」から任意の圧縮サイズを選択し、「OK」をクリックします。「画像の圧縮」ダイアログ画面に戻るので、最後に「OK」をクリックすれば完了です。

先述の場合と同様、圧縮完了後には先述したファイルサイズ確認の手順に従い、どのくらい圧縮されているかを確認しましょう。また、圧縮前のファイルのバックアップをとるため、圧縮後の画像は別のファイル名で保存しましょう。

パワーポイント for Mac2011の場合

ファイルサイズを確認する

パワーポイントの標準編集画面上で「ファイル」「プロパティ」の順にクリックします。「ファイルのプロパティ」ダイアログが表示されるので、ダイアログ内の「全般」タブにある「サイズ」から現在のファイルサイズを確認します。

また別の方法として、Macに標準搭載されているFinderからファイルサイズを確認することもできます。

その場合、まずはFinderをクリックし、画面上方にある「表示」タブ内のメニューから「リスト」を選択します。次に、同タブ内で「表示オプションを表示」を選択し、表示オプションの中から「全てのサイズを計算」のチェックボックスにチェックを入れます。これによりFinderにサイズのカラムが追加されるので、そこでファイルサイズを確認します。

画像を圧縮する

まず、パワーポイントの標準編集画面上で圧縮したい画像を選択します。次に、「ファイル」「ファイルサイズの圧縮」の順にクリックします。「ファイルサイズの縮小」ダイアログが表示されるので、画像の品質と設定対象を指定した後に「OK」をクリックします。

繰り返しになりますが、圧縮完了後には先述したファイルサイズ確認の手順に従い、どのくらい圧縮されているかを確認しましょう。また、圧縮前のファイルのバックアップをとるため、圧縮後の画像は別のファイル名で保存することをおすすめします。

ファイル保存時に画像を一括圧縮する方法

OS・バージョン別の画像圧縮方法の基本は先述の通りですが、ここからは応用編として、パワーポイントのファイル保存時に画像を一括圧縮する方法について、パワーポイント2010とWindows PCを使って解説します。

この方法を使うメリットは、ファイル内の画像全てが圧縮できるので、新しい画像を挿入するたびに、その都度先述した方法で画像を圧縮する手間が省ける点です。また圧縮後のファイルを圧縮前とは別のファイル名で保存しておくことで、圧縮前のファイルをバックアップ用ファイルとして保存できるので安心です。効率的な方法なので、ぜひ覚えておくことをおすすめします。

圧縮方法は2ステップあります。

①名前を付けて保存を選択する

まず、パワーポイントの標準編集画面上でF12キーを押して「名前を付けて保存」ダイアログを開きます(「ファイル」タブにある「保存」から「名前を付けて保存」を開くという方法でも可)。ダイアログ下方に表示される「ツール」の右横にある▼をクリックし、表示されるメニューから「画像の圧縮」を選択します。この操作によって、「画像の圧縮」ダイアログが表示されました。

②解像度を選択する

「画像の圧縮」ダイアログ内にある「図のトリミング部分を削除する」にチェックを入れ、任意の解像度を選択し、最後に「OK」をクリックします。

解像度には合計6つのオプションが用意されています。解像度を選択するときは、高解像度の写真を必要とするかが一つの基準になります。画像の解像度がもともと低い場合は、解像度の選択肢が限られます。

適切な解像度の目安は資料の用途により異なります。スライドをパソコン画面での閲覧のみに使用する場合は「150ppi」、印刷する場合は「220ppi以上」が推奨されます。パンフレットなど高解像度での印刷が必要な場合は「300ppi」程度に設定するとよいでしょう。

知っておくと便利な圧縮テクニック

ここからは、先述の方法以外で知っておくと便利な圧縮テクニックを3つ紹介します。以下では、パワーポイント2010とWindows PCを用いて解説します。

トリミングした画像の非表示部分を削除する

画像に大幅にトリミングした部分がある場合、トリミングした部分を削除することでファイルサイズを小さくすることができます。

まず「書式」タブにある「図の圧縮」をクリックします。「圧縮オプション」ダイアログが表示されるので、「図のトリミング部分を削除する」にチェックを入れ、最後に「OK」をクリックします。

この方法の注意点は、トリミングした部分を削除した画像は元に戻せない点です。そのため、トリミング前の画像は必ずバックアップしておくようにしましょう。

以下の記事でトリミングの方法について詳しく解説しています。

【関連記事】
パワーポイントでトリミング!基本から応用までまとめて解説

オンラインの画像圧縮ソフトを使用する

オンライン上で利用できるフリーの画像圧縮ソフトウェアも多数リリースされています。オンラインでの画像圧縮ソフトウェアは、画像データをドラッグ&ドロップで自動的に圧縮してくれるので、PC操作に慣れていない人でも直感的に操作しやすいのが魅力です。

たとえばこちらのツールでは、最大20個のJPGまたはJPEGファイルをドラッグ&ドロップでアップロードすることで、自動的に圧縮してくれます。JPEGの他にも、PNG、PDF、SVG、GIFなど様々なファイル形式に対応しています。

また別の例として、こちらのツールでは、JPG、JPEG、PNGファイルをドラッグ&ドロップでアップロードし、圧縮後の画質を細かく設定することも可能です。

ペイントソフトで縮小加工する

Windowsに標準搭載されているペイントソフトを使って画像を圧縮することができます。

実は、パワーポイント上で画像の大きさを縮小しても、ファイルサイズが圧縮されるわけではありません。ペイント上で画像をあらかじめ縮小加工しておくことで、パワーポイントに挿入したときにファイルサイズを抑えることができます。

まずはペイントを起動し、左上の三角マーク(▼)から「開く」をクリックし、圧縮したい画像を選択します。次に、再び三角マーク(▼)をクリックし「プロパティ」に表示される画像サイズ(幅と高さ)を確認します。

「ホーム」タブにある「サイズ変更」をクリックすると、「サイズの変更と傾斜」ダイアログが表示されるので、ダイアログ内にある「サイズ変更」に任意の数値を入力します。たとえば、画像サイズを1/2に圧縮したい場合には、「パーセント」の単位を選択した上で、水平方向、垂直方向ともに「50」を入力し、「OK」をクリックします。

最後に、三角マーク(▼)にある「名前を付けて保存」をクリックし、圧縮後の画像を保存します。ファイル形式は、比較的画像サイズが軽量になるJPEG、PNGあたりを選ぶとよいでしょう。

解像度の高い画像のみを圧縮する

高解像度の画像が特定できれば、解像度の高い画像のみを個別に圧縮することも可能です。そのためには、まずパワーポイントの標準編集画面上で圧縮したい画像を選択します。次に「書式」タブにある「図の圧縮」をクリックすると、ダイアログが表示されます。

そして、ダイアログ内にある解像度のオプションの中で任意の解像度にチェックを入れます。解像度のオプションは解像度の高い順に並んでおり、圧縮前の画像の解像度がどの程度かによって、選択できるオプションが変わります。

たとえば、圧縮前の画像が220~150ppiの解像度の場合、「Web(150ppi)」への圧縮が選択可能です。

画像の圧縮を無効にする方法

ファイル内の画像を一切圧縮したくない場合は、まず「ファイル」タブから「オプション」「詳細設定」の順にクリックします。次に、「イメージのサイズと画質」ダイアログ内で画像圧縮を無効にしたいファイルを選択し「ファイル内のイメージを圧縮しない」にチェックを入れます。

この設定をすると、画像の圧縮はされないので、ファイルサイズは大きくなります。

高画質のままで画像を表示・印刷したいときに有効です。なお、一度「図の圧縮」で圧縮をかけた画像は元には戻らないので注意が必要です。

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