【図解】資料の論理構成の作り方3ステップ!
論理構成は資料の核となる部分であり、時間と労力を費やす部分でもあります。あらゆる種類の資料に応用できる基礎知識を身に着けていれば、業務効率や品質が一気に向上します。ぜひ本記事で紹介する内容をマスターしてワンランク上のビジネスマンを目指しましょう。
今回は、資料全体の論理構成の検討方法について解説します。
この論理構成を固める過程にビジュアルは全く関係ありません。考えることに集中するため、パワーポイントを使わず、手書きメモで整理を進めてください。
紙の上で手を直接動かしながら思考することで、脳の動きが活性化し、優れた構成を考えやすくなる効果もあります。
以下、本ブログが推奨する手順です。
1.内容の論理構成を整理する
まず、すでに検討済の内容自体の全体構造を図示します。
この工程では、読み手の理解を引き出すような流れを意識する必要はありません。思考の流れに沿って、全体を整理していきます。
わかりやすい単位で、見出しごとに中身を書き出していってください。
2.読み手を意識して順序を組み替える
次に、前回設定したパワーポイント資料の位置付けを踏まえ、狙いを最大限実現するための論理構成を検討します。
プレゼンの流れはどうあるべきか、内容の優先順位はどうあるべきか。読み手に合わせてシナリオを組み立てていきます。
ここでは調査した情報をそのままただ並べたり、自分の思考の順序に沿ってスライドを配置したりするのではなく、読み手が理解しやすいように論理を組み立てていくことが必要になります。
あくまで参考例ですが、上記の元の構成を読み手に合わせて組み替えた構成案です。
3.1スライド1メッセージの原則でスライドに分解する
1枚のスライド内の情報量が多過ぎたり、複数のメッセージが混在していたりすると、要点がわかりにくく、読み手の理解を十分に引き出すことができません。
また、複数の論点を1つのスライドに混ぜてしまうと、それぞれの内容に対する意見が同時に示されることがあり、プレゼン時の議論が複雑化してしまいます。
そのため、パワーポイント資料では1スライド1メッセージが原則です。
パワーポイントは他の資料とは異なり、スライドごとにある程度完結する構成になっていることが望ましいのです。
最後に、ここまで整理した全体構成を1スライド1メッセージの原則に則って、構造分解してください。
以下のように、紙にスライドの枠を書き、それぞれのスライドの中身を手書きで埋めていく方法がおすすめです。
こちらが全体の構成案になります。
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