開示後の「問い合わせ」が激減。資料の「伝わる力」を高めてIR業務の負荷を下げた成功事例3選

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開示後の「問い合わせ」が激減。資料の「伝わる力」を高めてIR業務の負荷を下げた成功事例3選

決算発表を終えてひと安心……と思ったのも束の間、投資家やアナリストからの電話やメール対応に追われ、気づけば一日が終わっている。そんな経験はありませんか?
「資料の〇ページについてですが……」 「この数字の背景は……」
丁寧に対応したい気持ちはあるものの、本来やるべき「次なる戦略の立案」や「機関投資家との深い対話」に時間が割けないことは、IR担当者にとって大きな悩みです。
実は、その問い合わせの多くは、業績の内容そのものではなく、「資料だけで内容が完結していないこと」が原因かもしれません。
今回は、IR資料の「伝わる力」を高めることで、問い合わせ件数を劇的に減らし、業務効率と対話の質を向上させた企業の成功事例をご紹介します。

決算前の「リソース不足」と「クオリティ維持」を同時に解決。

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なぜ、決算後の問い合わせが減らないのか?

決算発表のたびに、投資家やアナリストからの電話対応に追われ、長時間拘束されてしまう――。
もしこのような課題を抱えているなら、その原因は業績の内容そのものではなく、「資料が口頭説明ありきで作られていること」にあるかもしれません。

多くの企業では、「詳細は面談で補足すればいい」と考えがちですが、これこそが「終わらない問い合わせ」の元凶です。実際に資料の「伝える力」を高めることで、問い合わせ業務を劇的に改善した事例から、そのメカニズムを紐解きます。

原因は「見ればわかる」状態になっていないこと

問い合わせが減らない最大の理由は、読み手が資料を見ただけでは疑問が解消されない「情報の不完全さ」や「視認性の悪さ」にあります。

ある企業では同じフォーマットでIR資料を作成し続けており、開示後は常に投資家からの問い合わせ対応に追われていました。
そこで資料を刷新する際、資料の視覚化(図解化やグラフ整理)を徹底したところ、社内外から『見やすくなった』と評価され、常態化していた投資家からの問い合わせが激減。業務負荷の大幅な削減につながりました。

つまり、資料だけで内容が完結するようになれば、投資家はわざわざ電話で確認する必要がなくなるのです。

資料の刷新でIR業務における負荷が解消された3つの成功事例

資料のクオリティを上げることは、単なる見た目の問題ではなく、担当者の時間を守ることに直結します。

ここではIR資料作成支援サービス「LEAD」を導入し、実際に投資家からの問い合わせ業務が改善した事例についてご紹介します。

事例1:投資家からの問い合わせが減り、業務負荷が大幅に削減

セントラル硝子株式会社様では、長年同じフォーマットを使い続けた結果、開示後は投資家からの長時間の問い合わせが常態化していました。

IRの方針で資料も見直すべきという課題を持ちながらも、どこから手を付けてよいかわからない状態でしたが、IRカンファレンスのセミナーで同様の悩みを抱えている企業の事例を知り、IR資料作成支援サービス「LEAD」を導入。

長期ビジョンを1ページで図式化したりグラフを挿入して整理したことで、社内外から「視覚的にわかりやすくなった」との評価を獲得した上、思いもよらぬ成果もありました。
資料の見た目や内容の充実といったIR資料の刷新を行った結果、開示後の投資家からの問い合わせが減り、業務負荷が大幅に削減されたのです。

実際のお声

思った以上の反響がありました。社内外から「図やグラフが入ったことで視覚的にわかりやすくなった」「資料が全体的にスタイリッシュになった」と大評判でした。
内容が充実したことで、これまで開示後に来ていた投資家からの長時間の問合せが減り、業務負荷が大幅に削減されました。

「セントラル硝子株式会社様」のインタビューより抜粋

LEADが作成した資料

セントラル硝子株式会社の決算説明資料のスライド画像。図解や数値の見せ方を刷新したことで投資家からの問い合わせが減少し業務負担が軽減。
出典:セントラル硝子株式会社「2024年3月期 決算説明資料」

セントラル硝子株式会社様のインタビュー記事を読む >

事例2:質問のクオリティが変化し、より有意義なディスカッションへ

資料の刷新によって、投資家からの問い合わせの質が良い方向へ変わった事例もあります。

阪急阪神ホールディングス株式会社様は、発表用の資料を内製化することに対し、クオリティやリソースの面で不安を感じられていました。そんなとき、同業他社様から「LEAD」の話を聞き、導入を検討。
無料サンプルの作成を経てコストパフォーマンスやスケジュール感の不安も解消し、資料作成業務を依頼されました。

コンサルタントとによる的確な構成の指摘と高品質なスライドデザインにより、長期経営構想の資料が完成。
各スライドのメッセージやポイントが明確になったことで、投資家からは質問のクオリティが変化的を得た質問と洗練された資料によって、より意義のあるディスカッションができるようになりました

実際のお声

資料に対しては、「生まれ変わった」「洗練された」「ポイントが分かりやすくなった」との声が社内で挙がりました。各スライドのメッセージやポイントが分かりやすくなったことで、投資家様との打合せにおいても質問のクオリティが変化し、より意義のあるディスカッションができたと感じています。

「阪急阪神ホールディングス株式会社様」のインタビューより抜粋

LEADが作成した資料

阪急阪神ホールディングス株式会社の長期経営構想のスライド画像。文章が多い中でも各スライドのメッセージを明確にすることで投資家からの質問の質が変化し有意義なディスカッションに。
出典:阪急阪神ホールディングス株式会社「長期経営構想」

阪急阪神ホールディングス株式会社様のインタビュー記事を読む >

事例3:ビジョンや道筋が可視化し、コミュニケーションの齟齬が解消

また、株式会社タクマ様のように、情報を整理し、「資料のあるべき姿」を再構築することで、社内外から「見やすくなった」と評価され、意図がスムーズに伝わるようになった事例もあります。

株式会社タクマ様では、投資家からの「開示が足りない」という意見を踏まえ、常に資料を更新されていました。それでも事業概要や事業環境を説明していく中で、自前の資料だと説明しにくい部分がありました。

そこで「LEAD」を導入し、情報量が多いスライドでも読みやすさを保持できるようデザインを調整。
スライド間の整合性を確保し、視覚的にわかりやすくすることで、情報が整理され注力点のはっきりした資料構成になりました。

この結果、投資家から寄せられていた「会社のビジョンが見えにくい」という根本的な疑問が解決し、フィートバックも良くなりました。
また、従業員からも「会社がどこに向かっていくのかが分かりやすくなった」という声が上がり、社内のベクトル合わせにも寄与しています。

言葉だけでは伝わりづらい戦略を可視化することで、投資家とのコミュニケーションの齟齬を無くすことに成功しました。

実際のお声

投資家からのフィードバックが良くなりました。
これまでずっと、どういう方針で進むのか、ビジョンや道筋が分からないと言われてきましたが、この資料を作ったことでその部分が可視化されました。
従業員からも、会社がどこに向かっていくのかが分かりやすくなったというフィードバックがありました。

「株式会社タクマ様」のインタビューより抜粋

LEADが作成した資料

株式会社タクマの決算説明資料のスライド。読みやすさ、視覚的な分かりやすさを意識したデザインによって会社のビジョンが明確になり投資家とのコミュニケーションが良質に。
出典:株式会社タクマ 2023年3月期決算説明会資料

株式会社タクマ様のインタビュー記事を読む >

問い合わせが減ることは、投資家との対話が無くなることを意味しません。
IR資料を適切に刷新することで無駄な確認作業がなくなり、企業と投資家双方にとって、より建設的な議論ができるようになります。

IR領域に特化した資料作成支援サービス「LEAD」は、180社超の知見を活かしたコンサルタントの総合支援によって、投資家に「伝わるIR資料」を作成いたします。

問い合わせ対応を劇的に減らす資料作成のポイント4つ

ポイント1. 「口頭説明なし」で完結する状態をつくる

開示後の問い合わせの質や量を適切な状態にするには、口頭での説明が無くてもスライドの内容が読み手に伝わる資料を作成することが最重要です。

とくに決算説明会に参加できない投資家や、Webで資料のみを閲覧する層にとって、スライド単体で文脈が分からない箇所は問い合わせの対象になります。

スライド上で情報が錯綜してしまっている場合、不要な情報をそぎ落とし構造を整理するだけでも、伝えたいポイントが明確になります。
資料が独り歩きしても読めば理解してもらえる状態にし、補足説明が不要な資料を目指しましょう。

  • 台本に依存せず、スライド上のテキストと図解だけでロジックが通るように構成する
  • 情報が錯綜している場合は構成を整理し、不要な情報を削ぎ落とすことで「何が言いたいか」を明確にする

ポイント2. 「見えない情報(ビジョン・戦略)」を1枚スライドで図解する

数値以外の「将来のビジョン」や「戦略の全体像」は、文章だけでは解釈のズレが生まれやすく、投資家からの質問が集中しやすいポイントです。

長期的なビジョンをテキストだけで表現しようとしていたり、多岐にわたる事業の図解化が上手くできていない場合、投資家としては問い合わせが必要になるだけでなく、今後の投資の判断に影響する可能性もあります。

文章や口頭では伝わりにくい内容も、情報の整理を行い図解(ビジュアル)によって可視化することで、投資家と企業の認識の齟齬を防ぐことができます。

図解自体もデザイン性を追求するのではなく、目立たせるポイントのメリハリをつけ、なるべくシンプルな形にするのがベストです。

  • 長期ビジョンや戦略の全体像は、言葉だけでなく「構造図」や「ロードマップ」として可視化する
  • 複雑なビジネスモデルや収益構造も、出来るだけシンプルな図解に落とし込む

ポイント3. 数値情報の「ノイズ」を減らし、意図を強調する

スライドの中に単なる数値の羅列が続いている場合、読み手には「どこを見ればいいのか?」「この増減の要因は?」という疑問が生じます。

適切なグラフや表の形にしたうえで、「どの数値に着目してほしいか」といった企業側からのメッセージを明確にし、投資家が見るべきポイントへ誘導するデザインにすることが重要です。

まずスライド1ページ内におけるメッセージを絞り、統合すべき情報と分けるべき情報を整理しましょう。この際、視認性の高いレイアウトに組み替えていくことも大切です。
次に数値情報の意図が伝わるよう、強調表現やグラフを用いて読み手の目線を誘導することで、開示におけるポイントを投資家に理解してもらえます。

  • 統合すべき情報と分けるべき情報を整理し、スライドごとのメッセージを一つに絞る
  • 強調したい数値や重要指標(KPI)に対して、色分けやグラフ化を行い、視線を誘導する

ポイント4. 各スライドの「キーメッセージ」を明確にする

ポイント1~3で共通しているのが、「このスライドで何を伝えたいのか」というキーメッセージの明確化です。

メッセージが不明瞭だと、投資家は細部の些末な情報に気を取られ、本質的でない質問をしてしまうことがあります。

スライドにおけるメッセージの伝え方は、図解やデザインに頼り過ぎないということにも留意しておきましょう。
言葉を使いスライドタイトルやリード文の中で説明することで、曖昧さを回避し、投資家からの質問の質をコントロールできます。

  • スライドのタイトルやリード文で、そのページの結論を言い切る
  • 曖昧な表現を避け、企業の意思(「成長」「変革」など)をキーワードとして明示する

【PR】IR資料作成支援サービス「LEAD」が刷新する資料の特長

IR資料作成支援サービス「LEAD」は、企画構成からデザインまで一貫したプロの総合支援によって、IR担当者様のさまざまな課題を解決します。

では「LEAD」が提供する資料にはどのような特長があるのか。ここで簡単に説明いたします。

特長1. 「自社で編集可能」なパワーポイント形式

最大の特長は、専門知識が必要であるIllustratorやPDFではなく、だれでも編集可能なパワーポイントデータとして納品されることです。
これにより、IRの実務におけるスピード感とコスト削減を実現いたします。

決算直前まで修正が可能

・数字や文言の変更を自社で自由に行えるため、決算発表直前の急な数値修正にも対応が可能です。
・軽微な修正のたびに業者へ依頼して、コストや時間をかける必要がなくなります。

「使い捨て」ではなく「運用」できる

・スライドマスターの設定をしっかりと行いテンプレート化するため、誰でも編集しやすいデータの作りになっています。そのため特定の人しか作れないという「属人化」が解消され、納品後も自社で更新しながら長く使い続けることができます。

 定期的に開示する資料であるため、毎回資料をアップデートしていくことを考えると、専門のデザインソフトよりパワーポイントのほうが、利便性が高いと判断しました。また、スライドマスターやカラーパレットの設定も含めて対応いただいたので、どの担当者が作成したとしても今後も資料の統一感を崩すことなく、簡易に追加・更新ができそうです。

「株式会社コンフィデンス様」のインタビューより抜粋

特長2. 他部署・他媒体への二次利用が可能

「LEAD」が納品した資料データは、その案件限りのものではなく、他の資料にも広く横展開することが可能です。

納品されたスライドは、決算説明会資料や中期経営計画書といったIRに限定せず、他部署の営業用資料、社内会議資料、社内報、株主総会招集通知など、幅広く流用されています。
「LEAD」がパワーポイント上で作成した図解を、Webサイトへ掲載いただいた事例もあります。

資料フォーマットを統一することで、全社的な資料クオリティの底上げや、対外的なブランドイメージの統一が可能になります。

このように、納品された資料は社内全体の資料レベルを引き上げる「資産」として活用されています

特長3. 投資家目線で整理された「情報の構造化」

「LEAD」では上場企業200社超の実績から得た知見をもとに、単に見た目を整えるだけでなく、膨大な情報や複雑な数値を「投資家が瞬時に理解できる形」に構造化して作成します。

情報の取捨選択と視覚化

まず企画構成の段階で、専任のコンサルタントが統合すべき情報と分けるべき情報を整理し、複雑な情報も一目でわかるように、構造を再構築いたします。
また経営方針や戦略に沿った強調表現や、グラフを用いての数値の視覚化なども提案。不要な表現を削ぎ落としつつ、適切な資料構成を行います。

デザインの具体化へ

「先進性」「信頼感」「清潔感」といったオーダーや、抽象的な要望であっても、パワーポイントデザインのプロが意図を汲み取って具体的なデザインに落とし込みます。
弊社の強みとして、営業担当だけでなくデザイナーも交えてディスカッションを行うため、デザインのポイントを確認できたり検討が必要な箇所が明確になったりと、ビジュアル化をスムーズに進めることが出来ます。

「LEAD」が作成するデータは、「プロが作った資料」であると同時に、その後誰もが自由に使いこなせる「高機能なテンプレート」であるとも言えます。

IR専任者がいない、リソースが不足しているといった課題を抱えている企業でも、IR資料作成支援サービス「LEAD」を活用いただくことで、高レベルの資料を安定して開示することが可能になります。

【無料DL】IR資料作成支援サービス「LEAD」 サービス説明資料

IRの領域に特化した、パワーポイント資料作成支援サービス「LEAD」について
作成実績や特長、料金プランなどを紹介する資料です。

IR資料作成支援サービスLEADのサービス説明資料の表紙画像

まとめ:問い合わせ激減の鍵は「翻訳」と「可視化」

今回の成功事例から分かるのは、問い合わせを減らす資料とは、単にデザインを綺麗にした資料ではなく、「企業側の複雑な事情(戦略・数値・ビジョン)を、投資家が直感的に理解できる言語(図解・整理された構成)に翻訳したもの」であるということです。

この「翻訳」と「可視化」が適切に行われれば、セントラル硝子様の事例のように「開示後の問い合わせが減り、業務負荷が下がる」という具体的な成果につながっていきます。

決算説明会資料や中期経営計画書など、IR資料の作成についてお悩みの方は
IR資料に特化したパワーポイント資料作成支援サービス「LEAD」まで
お気軽にご相談ください。

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